ウニヒピリとは、ハワイ語で「内なる自分」「死者の霊」という意味があります。
簡単に説明すると、潜在意識です(死者の霊も指すことはあまり知られていませんが)。
ウニヒピリは宇宙創生から現在までのすべての生命、物質の経験や記憶を持っているとのことで
「魂のメモリーバンク」と表現されています。
その記憶が再現された状態が、現在の境遇や出来事となるといいます。
「想い」が環境を形成し、物事が起こるということです。
その「記憶」を認識し、手放す(クリーニング)することで、
次のステップに進んだり、良いインスピレーションを得て本来の魂の目的に沿って生きることができるとされています。
その「クリーニング」法として、ホ•オポノポノを始めて、数年経ちますが、最初はウニヒピリってナニ?
くらいのものでした。
その「ホ•オポノポノ」とは、近代普及した方法で、
「すべての問題は自分の問題である」として
4つの言葉
「ありがとう」
「ごめんなさい」
「許してください」
「愛しています」
を淡々と唱えることで、問題となる「記憶」を消去し問題解決をするという方法です。
本来の「ホ•オポノポノ」とは、
ハワイの古来からの問題解決法で、
病や諍いなど問題が起こったら「カフナ」という司祭がアドバイスや術を施したり、
問題を話し合ったりして解決したという伝統的な方法が由来です。
ですので、初めに記載した「ホ・オポノポノ」は現代ホ・オポノポノと言えます。
4つの言葉を闇雲に唱えるクリーニングから、
実際に問題解決に至るクリーニングについて、試行錯誤の末進化したと言えます。
問題解決とは
・「自分の内なる声」を聴き取ること
・自分の心を縛るメモリーや世間の価値観、文化から解き放たれること
・エゴをなくしていくこと
・良いインスピレーションを得られること
答えは自分の内側にあり、それを感じ取ることです。
ではそのカギを握る自分の内なる声=ウニヒピリとはどんな存在なのか?
きっかけは、「ウニヒピリが視える」という人から、
私のウニヒピリが、視た人が発狂しそうなくらい血膿まみれの腐敗っぷりだったそうです。
ここまで穢れるなんて、よほどのことがあったんじゃないか?と、
色々訊かれましたが、心当たりはありませんでした。
今思えば、それは「自己否定」「自己嫌悪」で自分自身を傷つけ続けてきた、
心が流した血涙だったと感じます。
どれだけ自分を押し殺し、人に傷つけられても良い人であろうとしたのか、
後になって思い知りました。
「クリーニング」を拙くも始めて
その視える人から穢れも取れたと指摘があり、
ウニヒピリの様子や意思がだんだんわかるようになってきました。
それはあくまで、自分が心にイメージしたものかもしれない、と当時思っていました。
それくらい、初めは頼りない感覚でした。
でも、声が聞こえるようになったのは、その人と決別してからでした。
決別する前は、その人に強い束縛やコントロールを握られていて、
自分のウニヒピリの声を聴こうとしても、
遠くから、私に向かって一生懸命叫んでいるウニヒピリの姿が見え、
声もノイズがかかったような、耳を澄ましても、聞き取れなくて、
自分がクリーニングが足りてないからだ、とその人に責められ、
自分自身も、自分の何がダメなんだろう?と
パニックになりながら、クリーニングまがい(今思えば)を必死にしていました。
でも、必死で叫ぶ姿は見えてもその声はかすれて、聞き取れませんでした。
ウニヒピリの声が聴こえるようになったきっかけは、
もう殺されるかもしれない、逃げるしかない、という状況まで陥り、
カバン1つ持って終電間際の街に飛び出してからのことでした。
後ろを振り返りながら走り、頭をフル回転させました
所持金3000円。
パジャマだったのでそれを隠す上着を深夜営業の店で買い、
翌日の出勤(当時働いていた会社)のために、少しでも近くの駅に行こうと電車に飛び乗りました。
でも、電車の乗り継ぎを検索できるスマートフォンは充電したまま忘れてきてしまい、どこの駅まで行けるかすらわからないまま電車に乗っていまし
すると
○○駅で降りて!
ウニヒピリが言いました。
なんと、声がはっきり聞こえました。
それは利用したこともない乗り継ぎ駅でした。
そこから、ウニヒピリに言われるがまま、乗り継いだところ、終電車で会社の最寄駅に着いたのです。
不思議な感覚でした。
聴き間違いだったら、途中駅のどこで夜を明かそうかと考えていましたが、
目的駅まで着き、ネットカフェを見つけ安心して夜を明かしました。
これがハイセルフから受け取るインスピレーション、というものなのか、
と驚きました。
所持金の残りを数えながらも、かつてない自由の空気を味わっていました。
ネットカフェでは、早速自分の個人情報を保護するプロテクトを思いつく限りかけました。
パソコンもスマートフォンも置いてきて、どう扱われるか心配だったからです。
案の定、会社へ居場所を探る電話が入ったり、実家へ恐喝まがいの電話が入ったそうで、先回りして事情を伝えて、情報開示しないようお願いしておいたことが効きました
それから、司法で結果も得られ、やっと私も落ち着いて、やり直していく目処がつきました。
ここまで来れたのも、植え付けられた先入観を捨て、ウニヒピリの声を聞き取れるようになったこと、
そして色々な人が支援してくださったおかげです。
私はこのご恩をどうやって返せるかと考える日々を過ごしました。
ウニヒピリの声に素直に従う(従えなくてウニヒピリにバカー!と言われる時もありますが)ようになって、
また、元々時折聞こえていた、モノや見えない存在の声に従って少しずつこれからのビジョンが見えてきたような気がします。
自分の本当の内なる声に耳を傾けられるようになると、どんなに楽になるか、
誰でもインスピレーションを受け取り、
思い込みや他人の都合から解放され、楽になることのヒントを、少しでも共有できたらと思います。
人は親愛の情を示してきて、親しくなっても時に残酷に人を傷つけることがあります。
傷つけられた人は、辛いメモリーを溜め込み、人生や自身を損ねることがあります。
私と同じような目に遭う人を減らしていくことを、
書くことや伝えることでできたらと願っています。
聞こえる声は、私は、微細な情報を拾って、
脳内で声として変換しているのではないかと思っています。
読んでくださった方が、自分の内なる声に耳を澄ますきっかけになり、楽しんでくだされば幸いです。
ちなみに私のウニヒピリは、ここで仮にすーちゃんとしましょう。
ここまで読んでくださり、ありがとうございます。