サウナに入ると精子に悪影響が出るのかというなら男性なら気になるいくつかの研究!

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今回は、男性のみなさんに紹介したい研究があります。

それはサウナ精子の関係についてです。

一般的にサウナには健康効果があるとよく言われています。

ですが、デメリットもちゃんと存在しています。

今回は、そういうことを知っていただきたいと思います。

場合によっては、子供ができにくかったりする可能性もあると思いますので。

サウナに入ると精子が激減!?

シドニー大学のブラウン・ウッドマンたちは、サウナが精子に与える影響について調べた。

85℃湿度10%以下で20分間でドライサウナに3週間入って、毎週間隔で精液を採取しました。 

精子の数、形態、超微細構造、運動性、生存能力および代謝を評価した。

その結果、精子数は1週間以内に2/3に落ち込み、5週間でゆっくりと正常に戻った。

精子の形態異常も一部観察されたが、サウナに入らなくなってから6週間で正常に戻った。

サウナに入ると精子能動機能が低下!

タイのマヒドル大学の研究者たちは、サウナへの曝露が精子の動きの特性や他の精液パラメーターに及ぼす影響を、コンピューター支援の精子分析(CASA)を使用して評価した。

80~90度のサウナに2週間、毎日30分入った場合、精子の移動速度の低下がサウナ直後で見られたが、入るのを止めて1週間以内に元の値に戻った。

精液量、精子数、運動性のパーセンテージ、精子形態および精子浸透アッセイ(SPA)の平均値は、比較した場合、サウナ中およびサウナ後に統計的に異ならなかった。

つまり、異常はなかったということ。

結果は、サウナによって陰嚢の温度が上昇すると、精子の運動パラメーターが低下するみたいですね。

日常生活が精子に与える影響!

ノーファー産業医学研究所のジョアンナ・ユレヴィチたちは、精子に影響を与える日常の因子を調査した。

研究の目的は、変更可能なライフスタイル要因と主要な精液パラメーター、精子の形態、および精子のクロマチン構造との関連を調べることでした。

研究対象集団は、診断目的で不妊クリニックに通院しており、正常な精液濃度が20〜300 M / mlまたはわずかな乏精子症(精液の総濃度が15〜20 M / ml)であった344人の男性を対象にした。

参加者にインタビューをし、精液サンプルを提供してもらった。

インタビューには、人口統計、社会経済的地位、病歴、ライフスタイルの要因(アルコール、タバコ、コーヒーの摂取量、携帯電話とサウナの使用量)、および身体活動に関する質問が含まれていた。

研究の結果は、ライフスタイルの要因が精液の質に影響を与える可能性がわかった。

肥満と精液量の間に負の関連が見つかった。

余暇時間の活動は、精子濃度と運動性の精子細胞の割合が高く、および精子の頭と首の異常の割合が低く、コーヒーを飲むこで濃度が上がっていた。

週に1〜3回赤ワインを飲むことで、精子の首の異常の関連があった。
さらに、10年以上携帯電話を使用すると、運動性の精子細胞の割合が減少した。 

ボクサーパンツを着用した男性は、精子の首の異常の割合とDNA損傷のある精子の割合が低かった。

ちょっと一言

だからといって、サウナに入るなと入っていません。

上記の研究では、1日20分でしたが、普通はそんなに入っていられません。

そう考えれば週に3回5分くらいだったらそこまで問題にならないかもしれません。

ただ、どうしても気になるという方はサウナに入らず、激しい運動をして汗を流すのが一番だと思います。

参考文献
The Effect of a Single Sauna Exposure on Spermatozoa
Effects of sauna on sperm movement characteristics of normal men measured by computer-assisted sperm analysis
Lifestyle and semen quality: role of modifiable risk factors

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