いつからか、「旬の食べ物」のことが「パワーフード」と呼ばれるようになりました。
たしかに旬のものは栄養価が高く、食べると力がみなぎってくるのでパワーフードですね。
先日「大寒卵」のことを書きましたが、それ以外で今の旬といえば根菜ではないでしょうか。
冬野菜と呼ばれるカブ・ごぼう・大根・にんじん・レンコン・さといも・長いもなどは、冬の厳しい寒さに備えて水分を減らし、糖分を蓄えながら育つので栄養満点です。
その中でもおすすめは、ごぼうとレンコンです。
ごぼうには冬に蓄えた大地のエネルギーが宿されていて、栄養面のみならず霊性面にも良い野菜です。
地に足をつけた暮らしを送ることはとても大切です。
そのために大地のエネルギーをしっかり授かりたいですね。
レンコンは泥水の中から美しい蓮(はす)の花を咲かせることから
「美と清浄のシンボル」
とも呼ばれています。
お釈迦様の台座のモチーフでも有名ですね。
白い色を保ち穴があいているため、
「清らかで、将来の見通しがきく」
と縁起が良いとも言われています。
今は大寒の真っ最中ですが、二十四節気でいえば大寒は二十四番目、最後の節気です。
大寒の次は立春です。
昔の人は立春を一年のはじまりとしていました。
なのでこの時期は、旧暦でいえば
「新しい一年を迎える前の最後の踏ん張りどころ」
といったところでしょうか。
ここ2、3日は全国的に大寒らしい厳しい寒さになっています。
私は今夜はごぼうとレンコンのパワーをいただきます。
皆さんもどうぞご自愛のうえ、温かくしてお過ごしくださいね。