今回は、個人ブログの英語タイトルをご提案した事例をご紹介します。
なお、本記事でご紹介する内容は、掲載許可をいただいたモニター案件をもとに構成しております。実際のご依頼内容やご提案内容、お客様からいただいたご感想についても、すべて事前に掲載のご了承をいただいております。
通常のご依頼につきましては、お客様とのやり取りや納品内容を許可なく公開することはございませんので、ご安心ください。
「英語タイトル」と聞くと、日本語をそのまま英訳するサービスをイメージされる方も多いかもしれません。
しかし実際には、英語タイトルは単語を置き換えるだけで完成するものではありません。
同じ作品であっても、
・原題のニュアンスを大切にするのか
・世界観を英語で再構築するのか
・ブランドとして印象に残るタイトルを目指すのか
によって、ご提案すべきタイトルは大きく変わります。
今回は、それぞれ異なるコンセプトで3案をご提案しました。
ご依頼内容
原題:レコードとお酒、ときどき旅。
ご希望
・個人ブログの英語タイトル
・世界観が伝わる、おしゃれで印象的なタイトル
・キャッチコピーのご提案
※今回はブログ本文を確認することができなかったため、ご共有いただいたタイトルとコンセプトをもとに制作しております。
ご提案①
Records, Drinks, and Sometimes Travel
原題の「レコードとお酒、ときどき旅。」のリズムや雰囲気をできるだけ活かした案です。
「Sometimes」を採用することで、「ときどき」の軽やかなニュアンスを自然に表現しています。また、特にSの音が続くことで口にした際のリズムが心地よく、印象に残りやすい響きとなっています。
原題に忠実でありながら、ライフスタイルブログとしての世界観も自然に伝わるタイトルを意識しました。
ご提案②
Records, Drinks, & Elsewhere
原題の「レコードとお酒、ときどき旅。」を直訳するのではなく、その世界観や空気感を英語で再構築することを意識した案です。
「Elsewhere」は「どこか別の場所」「ここではないどこか」を意味し、実際の旅だけでなく、レコードやお酒を通して日常から少し離れ、心が別の場所へ向かうような時間も表現しています。
また、「and」ではなく「&」を用いることで、より洗練されたタイトルらしい印象を持たせています。
「旅」という言葉をあえて直接用いず、「Elsewhere」という一語に置き換えることで、読む人それぞれが自由に情景や解釈を重ねられる、余白のあるタイトルを目指しました。
ご提案③(採用)
Records, Drinks, with Notes
原題を直訳するのではなく、ブログという「記録する場」に着目した案です。
「Notes」には、日々を書き留める「記録」に加え、音楽の「音符」、お酒の世界で風味や香りを表す「テイスティングノート」という複数の意味があります。
また、「with」を用いることで、「レコードやお酒に寄り添う記録」というニュアンスを持たせています。タイトルにはあえて「旅」を直接含めず、旅先での出来事や出会い、感じたことも含めて「Notes(記録)」として表現することで、レコード・お酒・旅というテーマを一つの言葉で包括的に表現しました。
採用いただいたタイトル
Records, Drinks, with Notes
モニター様からは、
『Notes』という言葉に、ブログの記録、音楽の音符、お酒のテイスティングノートという意味がすべて綺麗に内包されている点に感動しました。
とのご感想をいただき、本案をご採用いただきました。
英語タイトルは、「コンセプト」から考えます
私がお届けしているのは、単なる英訳ではありません。
作品の魅力や世界観を整理し、
・原題に忠実な表現
・世界観を再構築した表現
・英語ならではのニュアンスや多義性を活かした表現
など、コンセプトごとに複数の方向性をご提案しています。
「作品にぴったりの英語タイトルを付けたい。」
「英語圏でも自然で印象に残るタイトルにしたい。」
そんな方は、ぜひお気軽にご相談ください。