☆日本にも浸透☆ 世界一のスペイン語、その将来性!?

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コラム

“ドンタコス”というロングセラースナック菓子があります。

年代によってはご記憶にある方も多いはず。
昔は特にCMのインパクトやユニークなキャラの印象が強く残っています。
このスナック。DON + TACOSのスペイン語の組み合わせですが、
DONは“様”、TACOSはメキシコの“国民食”で直訳はタコス様となり、
いかにも日本人らしいネーミングの発想です。
そのメキシコではNishikawa JAPONES(日本人、西川)と言う、
東洋人キャラのスナックが、負けじと良い味を醸し出してロングセラー商品。
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さて、多くの人は普段モデル名を深く気にする事のない自家用車。 
TOYOTA ; プレミオ(上質・最高級) / グラシア(寵愛・恩恵)、
NISSAN ; タント(それほどの!)、
SUZUKI ; アルト(高い) / エスクード(盾)、 
HONDA ; バモス(さあ、行こう!)、
MAZDA ; ファミリア(家族)、
SUBARU ; ディアス(日)、
これらは全てスペイン語ですが、上記以外にもまだあります。
漫画では例えばONE PIECE。
ロビンの使用する技の多くにスペイン語が登場。

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英語同様にスペイン語は、このように我々の身近にも浸透しています。
そして、アミーゴ(友人)、アディオス(さようなら)、オラ(やあ)など、
日本語の発音に極めて近くコミカルな言語に親近感はわかないでしょうか?

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スペイン語は約27か国以上で母国語となっています。

その共通言語・文化圏における大国メキシコ。
日(日本)墨(メキシコ)関係も大変古くからで400年に渡り良好。
今日スーパーで幅を利かせるメキシコ産のアボガド、カボチャ。
ヘチマや梅干しもメキシコ産がある程です。
同国へ進出する日系企業は約1400社。
日本人駐在員は約1万人。
メキシコ、日本人間の国際結婚も昨今では大変多くなりました。
コロナによって寸断されていますが、
数年前にメキシコから日本への直行便が開通されてからは、
メキシコ人もたくさん日本を訪問しています。

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メキシコシティではコスプレを行う若者に、
漫画・アニメのみならず日本の武道に傾倒する方も少なくありません。

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アイドルでは、メキシコの男性から人気なAKBの入山杏奈さん。
過去出演されたメキシコドラマの影響もありますが、
驚嘆するのは彼女のスペイン語習得までのSpeedとその才能です。
まるでネイティブのように堪能。
メキシコ人(ラテン人)向けyoutuberとしても活躍され、
外交官のように今や日本とメキシコの懸け橋となっています。 

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コロナで流れがSTOPしたとは言え、日本語クラスは常に人気です。

課題”は全く追いついていない教師の量とテキストの質でしょうか。。
教育方法は相変わらずの読み書きばかりの文法中心で飽きが生じ、
折角の需要と日本への関心・興味へしっかり応えきれていない印象です。
私も微力ながらボランティアを買い、
下記のような自前のプレゼンで友人に日本語を教える事もあります。

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メキシコに限らずスペインでも日本文化は人気があります。

それらきっかけの多くは漫画・アニメの影響かもしれません。
私のスペインの親友は子供達にアンパンマンやジブリ作品を視聴させ、
果ては教育に日本式も取り入れている程です。

一昔前の寿司、芸者、忍者、侍といった固定観念から、
テクノロジー、アニメ、漫画、オタク文化、音楽、豊かな自然、和食、
武道、日本式教育、折り紙、生活様式、伝統美、お笑い、
社会全体の清潔さと学校における集団で行う掃除の習慣、
運動会、工芸、神道、歌舞伎、天皇、交番システム、医療制度、給食制度等、
その興味は”多彩な日本とその文化全般”へと多様化しているように感じます。
これも、近年グローバリズムで均質化する世界に飽いた層を確実に取り込み、
日本の歴史・文化の異彩さが世界でも際立っているからではないでしょうか。

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Cool Japanという"政府主導"の標語はあまり好きではありませんが、
我々の想像以上なスペイン語圏における日本文化への羨望・渇望。
望まざるとも公私共に今後は益々異文化交流が進むでしょう。
今やネイティブの数で世界一の(人口ボーナスの中国語除く)スペイン語。
ヒスパニックの多い米国では、スペイン語の習得は必須となりつつあります。
アフリカは最後のフロンティアという表現があります。
しかしアフリカ以上に日本人にとっては手付かずの中南米。
歌唱力や表現力で魅力あるラテン音楽やユニークな食生活・生活様式、
どれだけの日本人が知っているでしょうか。
ゴッホやモネにまで影響を与えた浮世絵。
世界で大人気となり逆輸入を経て初めて、
その価値がようやく日本人にも、”再発見・認識”されたと言います。

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未だ多くの日本人には知られざるラテンアメリカで、
片思いのように愛される日本。
そして我々も学ぶ事の多いラテンアメリカ、スペイン文化圏。
もう少し彼らに日本から歩み寄る事で双方にとっても、
新しい価値観や発見が広がるように思います。
その手始めとして今や日本に浸透するスペイン語へもまず、
目を向けてみたら面白いかもしれません。





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