私と発達障害 ~プランニングと遂行機能~

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コラム
発達障害持ちの人の特徴に、約束の時間や期限に遅れがちというのがあります。朝、普通に身支度をしていたつもりなのにいつの間にか家を出る時間を過ぎていた。明日やろう、と先延ばしにして気が付いたら提出期限を過ぎていた…。身に覚えのある方もいると思います。
発達障害持ちの人は先の見通しを立てるのが苦手です。今回は私のやっている対策を紹介します。

◎待ち合わせに遅刻しないために
まず、前提として待ち合わせ時間の15~30分前に到着できるよう起床時刻や電車の時間を計算します。これは忘れ物や出かける前のトラブル、電車の乗り遅れなどがあっても帳尻を合わすためです。(定形の人はこれを普通の感覚として行なっているのでしょうが)
次に「いつの間にか家を出る時間を過ぎていた」を防ぐ方法。これが起きてしまう原因は、出かける準備にかかる時間を計算するのが苦手なためでしょう。
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私の部屋には目立つところに上記のような紙が貼ってあります。これで「えーと、何が終わってなくて何をしたらいいんだっけ…」とぼーっとしてしまう時間を限りなくなくせます。そして家を出る前に持ち物リストを指さし確認。これで私は遅刻することが劇的に少なくなりました。


◎手帳の活用
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私は「TO DOリスト」を作らず付箋を利用しています。手帳のウィークリーの欄にその日やるべきことを付箋で貼ります。付箋の色は、重要度や公私の違いで分けています。タスクが終わったらその付箋は処分し、達成できなかったら付箋を次の日に移動させます。

例えば仕事で「企画書を作る」というタスクができたとします。しかしこれでは何から手を付けたらいいのか分からず、また私は先延ばし癖を発揮させてしまいます。このような場合タスクを小分けにします。「参加メンバーの確認」「前年度の企画書を確認」「〇〇について上司に相談」といった具合です。それでも動けない場合は「企画書の場所を聞く」「上司の空いている時間を確認」など、さらにタスクを小分けにしていきます。

発達障害は人によって千差万別で、対策も様々です。発達障害持ちの人が生き抜くには、自分を知ること、環境を整えること、ツールをうまく活用していくことが大事です。




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