最適トレンドライン算出ツールを改定いたしました。
アルゴリズムを一部見直し、トレンド開始のタイミングを改善しました。これにより、従来アルゴリズムで稀に発生していた、直近トレンドラインが日によって出たり消えたりする場合がある、という現象が起きにくくなります。
また、他のトレンドラインにおいても、不要な発現の抑制や、開始タイミングの改善が図られています。
次図は、7203トヨタ自動車の最適トレンドラインです。
従来アルゴリズムでは、例えば赤線で示されている直近トレンドラインが翌日には消えて更にその翌日には復活する、といったような現象が生じる場合がありました。これについては、出品ページの動画をご覧ください。
今回、トレンドライン抽出アルゴリズムを一部見直すことにより、このような現象を生じにくくすることが出来ました。
また、それにより、トレンドラインが発生するタイミングも改善されました。
次図は、その一例を示しています。上図が従来アルゴリズム、下図が改定アルゴリズムです。
例えば、従来は2016年9月23日にトレンドラインが発生していたのですが、改定版では同年9月16日の発生となっています。
どちらがより良いタイミングであるかは、言うまでもないでしょう。
また、従来は全部で32本あったトレンドラインが、改定版では30本に削減されています。これは、従来では取り切れなかった疑似トレンドが、改定版では取り除かれていることを意味します。
ただし、今回の改定によって、トレンド発生タイミングにおける軽微なズレが生じる場合も見られました。
それについては、改定による改善効果と比較して、無視し得るものと判断しています。
ユーザーの方には既に改定版を送付済みです。ダイレクトメッセージをご確認くださいますよう、お願い申し上げます。
2021年12月20日 KFシステム研究所 Kフロー