今週は先週末と比較して、日経平均株価は2.62ポイントの大幅上昇、システムに採用した全38銘柄の株価平均は0.94ポイントの上昇となりました。
また、システム採用銘柄株価のプラス割合は、73.68%(28銘柄)のまま変わりません。
一方、システム成績は0.90ポイントの下落となり、平均資産増減率はプラス5.04%に減少しました。
順張り系が1.95ポイント、オシレータ系が0.08ポイント、その他系が4.44ポイントの下落となりましたが、逆張り系は4.82ポイントの大幅上昇となりました。
チャートを見ると、順張り系は下落加速、逆張り系は急伸、その他系は大幅反落、オシレータ系は横這いとなっています。
また、日経平均株価は上昇基調、システム採用銘柄株価は横這いとなっています。
個別システムでは、増減率がプラスでかつインデックスに勝っているのは、10システムに増加しました。また、インデックスとは関係なく、増減率がプラスのものは、50.00%の19システムのまま変わりません。
川崎汽船が首位を維持、昭和電工が2位、三菱自動車が3位のままとなっています。川崎汽船は11月2日に買い転換しましたが、結果的にはそれが裏目になりました。
さて、先月31日に投開票となった衆議院選挙は、大方の予想を覆して自民党が絶対安定多数を獲得する結果となりました。
改選前議席数を下回るも、事前予想を大きく上回る快勝でした。
それを受けて、翌日の日経平均株価は700円を超える大幅高となりました。議席を減らしているのに何故、と思われる方もいるかもしれませんが、これは株式市場ではよくあることです。
事前のコンセンサス予想こそが、株価動向の根拠であり、直前予想に対してどうなったかが重要なのです。
例えば、減収減益を発表した企業の株価が翌日に急騰するのは、コンセンサス予想よりも良い結果だったからに外ならず、悪い予想は直前株価に織り込んでいたということです。
今回の衆議院選挙の結果も正にその例に漏れず、事前のコンセンサス予想は「自民党惨敗」や「単独過半数割れ」といったものでした。
それが蓋を開けてみれば、自民党は過半数どころか、絶対安定多数に達したのですから、翌日に株価が急騰するのも当然です。もちろん、市場は自民党の勝利を望んでいたことになります。
その一方、立憲民主党は事前予想の20議席程度の上積みから、14議席の減少という、正に惨敗という結果でした。
このような結果になったにも関わらず、党執行部は直ちに負けを認めて責任を取るという行動に出ず、結局、自民党の甘利幹事長の辞意表明に後れを取ることになりました。
立憲民主党の敗因は共産党との政策協定にある、との指摘もありますが、私はそれよりも、「身内に甘く外部に厳しい」という体質を見透かされた結果ではないかと思います。
あくまで個人的な感想ですが、枝野代表の発言は非常に刺々しく、心が苦しくなるような印象を受けました。
民主党政権時代の枝野氏は、非常に温厚で柔和な印象だったのですが、立憲民主党を立ち上げた頃から、荒々しい気質に変わっていったように思います。
党の代表として責任を全うするためのことだとは思いますが、彼の言葉が国民に寄り添っているようには、私には到底感じることが出来ませんでした。
そのような気質や発言に加えて、共産党との連携が、「左派」の印象を実態以上に強めてしまい、有権者にある種の嫌悪感を与えてしまったのではないかと思います。
極左あるいは極右の強い発言は、一部を陶酔させると同時に、一部を嫌悪させます。今回は「嫌悪」の面が強く出てしまったのではないでしょうか。
結局、自民党や立憲民主党、共産党は議席を減らしましたが、公明党や日本維新の会、国民民主党、れいわ新撰組は、議席数を伸ばしました。
特に日本維新の会は、議席数を4倍近くに増やし、政界の勢力図を大きく書き換えました。
この結果を見る限り、有権者の中道回帰とでも言える現象が見て取れます。立憲民主は本来は中道左派といった位置付けでしたが、実態以上に左寄りに見られた感があります。
また、自民党は本来は中道右派に属するはずですが、安倍元総理の影響力により、実際よりも右寄りに取られがちです。
その結果、れいわ新撰組を除いて、中道政党に票が集まったのではないかと考えます。れいわ新撰組は極左に近い政党ですが、山本代表個人に魅力を感じた一定数の有権者がいたものと思います。
自民党が強いのは、党内に右派から左派寄りまでの勢力を抱え、その時々の状況に応じて政党色を微調整できるからです。
今回の選挙で、一部を除く野党各党は政策協定を結びましたが、そのつながりはけして強いものではありませんでした。
その結果、小選挙区では協定による候補の一本化が奏功するも、比例区では票が伸びない結果となりました。
もしも、日本維新の会を除く野党各党が一つの政党として挑んだ場合、その党が比例区で得る議席数がどうなっていたのか、非常に興味深いところです。
今までは、野党各党は分裂と合併を繰り返して、その勢力をどんどん弱めていきました。自民党のように、党内に異なる主義主張を抱えながらも、一つにまとまって選挙を戦うのと、野党のように党を分けて戦うのとでは、どちらに利があるのかは明らかです。
多分、そんなに難しい話ではないと思うのですが、そのような架空の野党統一政党があったとして、今回の選挙結果を分析した結果があったならば、日本の今後を占う興味深い示唆が得られるのではないかと考えます。
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