ChatGPTによる契約書作成・法務相談が どういうものか、だんだん分かってきた件

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正直に言うと、
最初は半信半疑だった。

契約書が書ける

法務相談ができる

弁護士や行政書士の仕事が奪われる

そんな言葉が、
少し大げさに聞こえていた。

だが、実際に使い込んでみて、
今はこう思っている。

ChatGPTは、確かに“できる”。
ただし、万能ではない。

そして何より、
「どこまでできて、どこから危ないのか」が
ようやく見えてきた。

第1章 ChatGPTは「契約書を書ける」のか

結論から言う。

ChatGPTは、契約書を“書ける”。

それっぽい条文

形式として整った構成

用語もそれなりに正確

初見で見れば、
「普通に使えそうだ」と思うレベルのものが出てくる。

ここまでは事実だ。

第2章 でも、それは「誰の契約書」なのか

問題は、ここから。

ChatGPTが書く契約書は、
誰の事情も背負っていない。

どんな相手か

どんな力関係か

どこで揉めそうか

本当は何を避けたいのか

そういった
人間関係の文脈が、基本的に存在しない。

結果として、

無難

平均的

角がない

契約書になる。

悪くはない。
だが、守るべき一点がズレることがある。

第3章 法務相談としてのChatGPT

法務相談についても、似た構造がある。

ChatGPTは、

法律の条文

一般的な考え方

典型的な整理

を説明するのは、かなり上手い。

「まず全体像を知りたい」
「考え方の方向性を知りたい」

そういう段階では、
非常に優秀だ。

第4章 ただし「判断」はしてくれない

一方で、
ChatGPTが決定的にできないことがある。

それは、

この状況で、
あなたはどう動くべきか

という判断。

リスクを取るべきか

引くべきか

どこまで強く出るか

これらは、

法律

事実

人間関係

事業戦略

が絡むため、
文章生成では答えが出ない。

第5章 危険なのは「分かった気になること」

ChatGPTを使っていて、
一番怖いのはここだ。

条文がそれっぽい

説明が筋が通っている

だから正しい気がする

だが、
契約や法務の世界では、

「それっぽい」は
「危ない」とほぼ同義。

一行のズレが、
数年後に致命傷になることもある。

第6章 では、ChatGPTは何に向いているのか

現時点での結論は、かなり明確だ。

向いていること

契約書の叩き台作成

条文構成の整理

法的論点の洗い出し

相談前の頭の整理

向いていないこと

個別事情を踏まえた最終判断

リスク配分の設計

トラブル前提の契約設計

第7章 専門家の役割は消えるのか

むしろ逆だと感じている。

ChatGPTが普及するほど、
専門家の価値は二極化する。

テンプレを流す人

条文を並べるだけの人

こうした役割は、
確実に代替される。

一方で、

文脈を読む

未来を想像する

人の感情を織り込む

そういう仕事は、
むしろ重要になる。

結び

ChatGPTによる契約書作成や法務相談は、
「使えない」わけではない。

むしろ、
正しく使えば、非常に強力な道具だ。

ただし、

任せきらない

判断を委ねない

最終責任を忘れない

この前提を外した瞬間、
便利さは危険に変わる。

ChatGPTは、
法務の代わりではない。

法務を考えるための、
優秀な補助輪だ。

補助輪は、
自転車に乗る助けにはなる。

だが、
ハンドルを握るのは、
いつだって人間の仕事である。

南本町行政書士事務所 特定行政書士 西本
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