[専門家監修]医学論文から推敲「整体で頭痛が改善する理由」

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「背骨と頭痛の関係――臨床経験と最新の研究から見えるもの」
当院では、「長年の頭痛が改善した」と喜ばれる方が増えてきました。特に、首の骨に変形が見られ、ストレートネックや側湾症、猫背がある方に多く見られる傾向です。

こうした臨床的な経験を裏付ける研究は実際にあるのか?というご質問をいただくこともあります。今回は、ストレートネックや不良姿勢が原因となる頭痛について、国内外の研究から得られた知見を交えてご紹介します。

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#### ストレートネックと頭痛の関係

ストレートネックとは、頚椎(首の骨)が本来持っている前方へのカーブが失われ、直線的になっている状態です。長時間のスマートフォン使用やデスクワークなどが原因としてよく知られています。

2023年に行われた大学生を対象とした横断研究では、ストレートネックに相当する「前方頭位(Forward Head Posture)」と、頚性頭痛(首由来の頭痛)の間に中等度の正の相関(r=0.54)があることが報告されています。また、首や肩の痛みとも強く関連しており、姿勢の悪化が頭痛の原因の一つである可能性が示唆されています。

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#### 頭痛のタイプによって関係性が異なる

頭痛には、偏頭痛・緊張型頭痛・頚性頭痛など複数のタイプがあります。中でも「頚性頭痛」は、首の構造や筋肉、神経の圧迫などが直接関係している頭痛の一種です。

2006年に発表された研究では、緊張型頭痛の患者において、後頭部周囲の筋肉(特にサブオキシピタル筋群)にトリガーポイントが集中し、前方頭位姿勢との関連性が指摘されました。この研究では、姿勢改善や筋肉のアプローチが、頭痛の軽減につながる可能性があるとされています。

また2017年には、偏頭痛患者の多くに頚椎の湾曲が平坦化している、いわゆるストレートネック傾向が見られるという研究も発表されています。従来は脳の血管や神経異常とされていた偏頭痛にも、首の構造が関与している可能性があるというのは、非常に興味深い指摘です。

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#### 側湾症や猫背との関連

当院の臨床では、頭痛を訴える患者さんの中に、ストレートネックだけでなく、側湾症(背骨の横方向への歪み)や猫背が見られるケースも少なくありません。これらの姿勢の問題は、首や肩、背中の筋肉の緊張を慢性的に生じさせるだけでなく、神経や血流にも影響を与える可能性があります。

こうした骨格の歪みや筋肉のアンバランスが、頭痛の誘因となっているという仮説は、近年の姿勢医学の中でも注目されています。特に50代〜60代の女性では、長年の家事やデスクワークによる影響が蓄積しやすく、慢性的な不調につながるケースが多く見られます。

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#### 論文と臨床経験は一致しているか?

これまで紹介した複数の研究は、いずれもストレートネックや不良姿勢が頭痛と関連していることを示唆しています。もちろん、頭痛のすべてが首や姿勢に原因があるわけではありませんが、一定の割合で関連性があることは確かです。

当院の臨床経験とも一致しており、姿勢の調整や頚椎のアライメント改善によって、長年の頭痛が軽減したという報告を数多くいただいています。薬に頼らず、自分の体の構造から見直すアプローチは、特に副作用の心配が少ない中高年層に適していると考えられます。

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#### 最後に

「首と頭はつながっている」。当たり前のようで、見落とされがちな事実です。
首の骨の変形や姿勢の崩れが、頭痛という形で現れることは、今や研究でも臨床でも明らかになりつつあります。

長年の頭痛でお悩みの方は、一度、ご自身の姿勢や首の状態に目を向けてみるのも一つの方法かもしれません。

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