前に暗記についてのお問い合わせを、いただきました。
内容としては、
「覚えたいことがたくさんある」
「でも、情報量が多すぎて覚えるのが大変」
「記憶術も少し試したけれど、うまく使いこなせなかった」
というものでした。
これ、すごくよくある悩みだと思います。
勉強でも、資格でも、仕事でも、専門用語でも、覚えることが多い時ってありますよね。
何回も読んでいるのに、頭に残らない。
覚えたつもりなのに、いざ思い出そうとすると出てこない。
ノートに書いたのに、次の日には抜けている。
「自分は記憶力が悪いのかな」と不安になる。
でも、僕はそれをすぐに
「記憶力がないからです」
とは思いません。
むしろ多くの場合、
覚える力がないというより、“思い出すための取っかかり”がない
という状態に近いです。
たとえば、外出前の持ち物を覚えるとします。
スマホ、財布、鍵、イヤホン、充電器。
これをただ頭の中で唱えているだけだと、意外と抜けます。
でも、玄関のドアを見るたびに思い出せるように、ドアにスマホをぶつけるイメージを作る。
スマホが割れて小銭がジャラジャラ落ちてきたら、財布を思い出す。
その小銭を大きな怪獣が食べて、口に鍵が引っかかっていたら、鍵を思い出す。
ちょっと変ですよね。笑
でも、こういう少し極端で、動きがあって、音や感触があるイメージの方が、頭には残りやすいことがあります。
大事なのは、きれいなイメージを作ることではありません。
何を見たら思い出すのか。
どこから次の情報につながるのか。
自分の頭に残る取っかかりは何か。
そこを作ることです。
暗記には、意味で覚えられるものと、意味だけでは残りにくいものがあります。
意味や理屈でつながる部分は、そのまま理解を土台にして覚えればいい。
でも、名前、順番、カタカナ語、似た言葉、分類、細かい用語などは、意味だけでは抜けやすいことがあります。
そういう時に、語呂・音・頭文字・リズム・イメージを使って、思い出すための取っかかりを作ります。
そして、作って終わりではなく、実際に声に出したり、見ずに思い出したりする。
ここまでやると、ただ眺めている時とはかなり感覚が変わります。
「あれ、これなら出てきそう」
「こう分けると覚える量が少なく見える」
「このイメージなら忘れにくいかも」
そういう感覚が出てくることがあります。
暗記が苦手な人は、怠けているわけでも、頭が悪いわけでもありません。
ただ、情報がバラバラのまま頭に入っていて、思い出す道がまだ作られていないだけかもしれません。
僕のセッションでは、覚えたいものを持ってきていただき、その場で一緒に、
「これは意味で覚えられそう」
「ここは音で引っかけた方がよさそう」
「これはリズムにした方が出やすそう」
「ここはイメージを強くした方が残りそう」
というふうに、覚え方を作っていきます。
堅苦しく丸暗記するだけではなく、少し遊び心のある語呂や連想も使います。
他の人には変に見える覚え方でも、本人が思い出せるなら、それは立派に使える覚え方です。
覚えたいものはある。
でも、どう覚えたらいいかわからない。
何回見ても頭に残らない。
自分に合う暗記の取っかかりを一緒に作ってみたい。
そんな方は、お気軽にお問い合わせください。
一緒に、覚えたいものを
“ただ眺めるもの”から“思い出せるもの”へ
変えていきましょう。
今日のやり方も、ぜひ試してみてくださいね!