本のタイトルは、「脳を知る・創る・守る・育む5」(「脳の世紀」推進会議編 伊藤正男、金澤一郎、廣川信隆、川人光男、岡崎祐士、津本忠治)です。編集:「脳の世紀」推進会議、発行者:松田國博、発行所:株式会社クバプロ、発行日:平成16年5月20日、定価1400円+税。
それでは、脳の世紀シンポジウム講演収録集5について簡単に紹介いたします。
講演収録集5は、「脳の世紀」推進会議の主催により開催された第10回「脳の世紀」シンポジウムでの講演を収録したものです。第10回シンポジウムは2002年9月11日に東京の有楽町・朝日ホールにて開催されました。
脳を知る・創る・守る5の目次
I章 特別講演
脳の世紀 活動十年目にあたって 伊藤 正男
「脳を知る」分野の進展、
「システム脳科学」の進展
「脳を守る」領域の進展
アルツハイマー病の治療・予防に関する進展
「脳を創る」分野の進展
「脳を育む」分野の創出
脳の世紀 これからの十年に向けて 金澤 一郎
「脳を知る」分野の夢
「脳を育む」領域の今後の姿
「脳を創る」領域の夢
「脳を守る」領域の夢
ハンチントン病の治療に向けて
II章 脳を知る
神経機能の要、分子モータ:シナプス小胞蛋白質および化学伝達物質受容体のダイナミックス 廣川 信隆
III章 脳を創る
小脳学習の計算モデル 川人 光男
IV章 脳を守る
精神疾患分子機構の研究戦略 岡崎 祐士
V章 脳を育む
機能発達の臨界期とそのメカニズム 津本 忠治
著者紹介
以上です。
これらの講演者の中で、伊藤正男先生、金澤一郎先生の特別講演は、脳研究の10年を整理されて説明されており、非常に分かりやすいです。この回から「脳を育む」の領域が追加されました。2003年から大きなスローガンとして掲げられました。脳科学研究の進展の一端に触れることができます。この回ぐらいから個人テーマとして会社を休んでシンポジウムに参加していました。
上記の講演者はそれぞれの分野ですばらしい成果を上げた方なので、現時点で読んでも何か得るものはあると考えます。