熊本県の人吉というところにある「しらさぎ荘」という温泉旅館の活性化のお手伝いをした時に作った新ロゴのデザインの画像です。
デザイナーがプランナーでなければいけないというのが私の信条であります
経営の方向性を考える時に最も大切なことは、一体何を顧客に提供するのかという事です。5部屋しかないこの旅館のコンセプトづくりから、ブランディングの在り方を含め、経営者との綿密な打ち合わせで経の形を完成させていこうという事でした。
今回その節の私のレポートの一部を少しだけ公開いたします。
テーマ・・「しらさぎ荘」ブランディング戦略に関して
まず考えなければならないのは
しらさぎ荘がどんな旅館であるかを内部的に定義しておくこと
そして、その事をいかに外部にアピールしていくか、ビジュアルアイデンティティをまとめ実際のコンテンツ、媒体などを企画すること
結果として、旅館の目指すべき形が何かを内外問わず共有できること
共有できているかとは、下記のグループとの認識が共有されているという事である。
それはお客様を含めた、取引先、地域の仲間、銀行、商工会などアウターブランディングと社内におけるインナーブランディング。ここに経営理念の大事さがあるわけです。
それは、目に触れるもの、耳に聞こえるもの、ものの言い方や態度やあらゆるものが媒体となるという事を認識しておくこと
現代においては、SNS、広告、web、イベントなどによって世界に発信していくこと
基本となるコンセプトを簡単な言語で、合言葉として存在していること。又コンテンツ内容の統一感とそれをかかわっている人が外部内部を問わず説明できること
結果、お客様が当館を選んでくれるための選択肢を提供し続けていくことになる
「この指とまれ」的発想からお客様のニーズを開拓していくという事に収斂される
つまり、そこに「私たちの旅館が存在している理由があるのです」
これらのことを前提にマーケティングストーリー顧客心理を考えたい・・・
田舎暮らしに興味をもって、定年後の移住を考えてはみたものの、実際に住むという事になると、都会ならではの便利さを捨てるわけだし 「田舎は遊びに行くとこであって暮らすところではないよ・・」と色々先輩や友人が教えてくれているのも事実であろう・・
とはいうものの慌ただしい都会生活、コンクリートに囲まれた世界から少しだけ脱出し、昔の懐かしさを感じさせる「故郷」に帰ったようなそんなところを味わいたいなぁとこの年になって(50代から60代の夫婦)思うようになってきた。
少しだけ、時間も経済も余裕ができてきたしたまには旅にでもでようか、温泉につかりのんびりと食事をし旧跡をめぐるもいいかもなぁ。
「ときめきとなつかしさ」「ふるきをたずねあたらしきをしる」と心の豊かな時間を過ごしたいと思っている都会の中高年のお客様の心の中の声・・・
などと考えているお客様に対し「ぜひとも、日ごろのあわただしい時間から解放された非日常を体験してください・・・
という「旅館ライフ」
を提供するのが「しらさぎ荘」の役割です。
これらの内容を元に議論を進めていったのでした。
というように共通な思考を元に形づくりをしていく事が
まず第一であり、その後デザインとしいう事になるのです。