アンリセット#39 つながりの糸口

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(前回のあらすじ)
「聞く姿勢に共感できるから、教えてあげる」
――翔太の返答は、一莉の問いかけの順序と気配りをしっかり受け止めていた。
一莉は、自分の聞き方次第で相手の教え方を引き出せると体感する。

(本編)
翔太の話を聞き終えた一莉は、胸の奥に小さな決意を感じた。
このまま立ち去るのはもったいない、そんな思いが自然に湧いてくる。
「もしよかったら…連絡先、交換していただけませんか?」
声は少し震えていたが、目だけはまっすぐ翔太を見ていた。
彼がどんな反応を示すか、その一瞬の間がとても長く感じられた。

「いいよ。しっかり勇気持ってるね」

翔太はそう言って笑い、スマホを取り出した。
その軽やかな一言に、一莉の緊張はふっとほどける。
勇気を持つなんて大げさかもしれない——そう思いかけたが、確かにいまの自分は一歩を踏み出していた。
QRコードを読み取る小さな動作に、思いがけない達成感が宿る。
「ただ繋がっただけ」なのに、心の中で確かな火が灯っていた。
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