出版した方たちからよく伺うのは、「あなたが本を出したら絶対買うからね!」と言っていた人は一人残らず買っていないし、応援すらしてくれないということ。
いや…買わないまでも、ブログでシェアとかしてくれればいいのに…と思うけど、それすらしてくれない。
悲しいですが、これは結構著者あるあるです。
「必ず買うと言ってくれる人がたくさんいたから頑張って出版したのに!話が違う」
と思っても無理はありません。
しかし、まったく応援してくれなかった人に後から頼みこんでも、「社交辞令を本気にされても困るんですけど…」と困惑されるだけです。
だからといって、「誰からも応援してもらえないんだろうなあ」と悲観する必要はありません。
実は「思いもよらない人が応援してくれた!」という話もまたよく聞きます。
「私を蹴落としたいんだろうな…」と思っていた同業他社のライバルや、親しくもなく、なんなら嫌われていると思っていた知人が自分の出版を心から応援してくれたり、「絶対に買って!本当にいい本だったから」と熱心にすすめてくれたりしていて、涙があふれた…など。
これは、「絶対買う」と言っていたのに実際は何もしてくれなかった人が心変わりしたのではなく、元々そういう人だったことが明るみになっただけのこと。
反対に、冷たいと思っていた人が実は公正でとてもやさしい人だったと分かっただけのことなのですよね。
非常時にこそ人の本質は見えると言いますが、「自分の名前で出版する」という一世一代の賭けに出たあなたにどう向き合うかで、その方のリアルが見えますよね。
反対に、自分が応援する立場なら、「今、自分の本質が試されている」と思って行動できたら…と私自身もいつも思っています。