本の巻末に宣伝を入れることをどう思いますか?

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ビジネス・マーケティング
本を最後のページまで読むと、最近は「この本を読んでくれたあなたに特別プレゼント」などの文言とともに、QRコードが出てきたりします。

本がプロモーションツールやブランディングとして活用されるようになったため、ますますこういう本は増えています。

あなたはこういうタイプの宣伝、どう思いますか?

私は「めちゃくちゃ冷める」派です。
だってお金を払って本を買ったのに、さらに何か買わせようとするなんて…と思いませんか…?

読後の感動まで一気に消え失せる感じです。

しかし中には、「いい本だったな。この人のこともっと知りたい!」と思ったときに、わざわざ検索しなくても著者の公式情報につながれるのは嬉しいのかもしれません。

広告を入れる・入れない、どちらが良いのか分かりません。しかし特に最近、広告的なものに対する抵抗を感じる人が多いように思います。

少し古い話ですが、SNSで話題になった連載漫画の最終回で、「実は大手広告代理店が絡んでいた」とわかり、「がっかりした」「興覚めだった」批判を浴びた事例がありました。

これは「タダで読めていたものにお金が絡むのが不快」というのではなく、広告に見えない広告、いわゆるステルスマーケティングに対する嫌悪感が原因だと思いました。

今何かと話題のカルト宗教や、マルチなども、サークルとか異業種交流会とか、楽しそうな顔をして近づいてきます。

「楽しい」とか「ためになった」という感情を得るために参加したら、裏から怪しい人が出て来て個人情報を取られたり、高額商品を売りつけられたり…。

そういう体験や集合知の積み重ねが、「広告に見えない広告」に対する不快感を増大させているのかと思うのです。

そのため、「あーいい本だった…って結局宣伝かよ!」と反発を覚えるのは、むしろ自然な反応なのかもしれません。

私の意見としては、本を使ってマスコミに売り込み、ほかのメディアに露出することでお客さんを増やす方がよほどよいと思っています。
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