「また、お母さんから電話だ」
画面に名前が出ただけで、
ちょっと出たくないなって思う。
でも出なかったら、
「なんで出ないの?」
って、あとで言われそう。
結局いつものように電話に出て、
「うん、分かった」
「はいはい」
って話を合わせる。
そして電話を切ったあと、
「あー、疲れた……」
親と話しただけなのに、
なんでこんなに疲れるんだろう。
そんなこと、ありませんか?
「ちゃんと食べてるの?」
「もっとこうしたほうがいい」
「○○ちゃんはこうしてるって」
「あなたは昔からそうなのよ」
心配してるのは分かってる。
でも、
「もう大人なんだから、
好きにさせてよ」
って言いたくなる日も
ありますよね。
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親だからって
何でも平気なわけじゃない
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実家に帰る前から、
なんとなく気が重い。
帰れば帰ったで、
結婚のこと。
仕事のこと。
子どものこと。
お金のこと。
聞かれたくないことまで
どんどん聞かれる。
「それ、今聞く?」
って思っても、
その場では笑ってごまかす。
帰り道になってから、
「あれ言われるの、
やっぱり嫌だったな」
って思う。
昔からそうだった人も
いるかもしれません。
兄弟と比べられた。
何をしても褒めてもらえなかった。
「あなたのためだから」
と言われると、
何も言い返せなかった。
もう何年も前なのに、
親と話すと思い出すこともある。
でも、人に話すと、
「親なんだから心配なんだよ」
って言われたりする。
それも分かってる。
分かってるから、
困ってるんですよね。
この電話では、
「お母さんのここが嫌」
「もう電話に出たくない」
「実家に行きたくない」
「放っておいてほしい」
そんなことも
普通に話してください。
「こんなこと言ったら、
親不孝かな」
なんて付け足さなくていいですよ。
親のことが全部嫌いじゃなくても
構いません。
優しいところもある。
助けてもらったこともある。
感謝していることだってある。
だけど、
それと、嫌なものは別。
「ありがたいけど、これは嫌」
そんなことだってありますよね。
わたしは、
「でも、お母さんも
あなたが心配なんじゃない?」
って親側の話に
すぐ持っていったりしません。
親の気持ちはひとまず横に置いて、
あなたが何を言われて、
どう思ったのか。
まずはそっちを聞きます。
「今日の電話も嫌だったけど、
そういえば昔からこうだった」
今のことを話していたら、
昔のことまで出てくる。
そんなときは、
「もういい加減にしてよ!」
本人には言えなかったその一言も、
わたしには言ってください。
親だからこそ、
言えないことってあります。
本人には言えないなら、
「ねえ、うちの親さ……」
って、まずはわたしに
話してみませんか?
何年分でも、今日の一件だけでも。
ふわこが聞きますね。
「親の悪口を言いたいわけじゃないんだけど」
最初にそう言いたくなる方も
いるかもしれません。
でも、ここでは
先に親をかばわなくていいですよ。
「育ててもらったし」
「助けてもらったこともあるし」
「悪い親ではないんだけど」
そこまで説明しなくても、
わたしは親を悪者にしません。
もちろん、あなたに
「親なんだから許してあげたら?」
とも言いません。
今日あったことだけでも、
子どもの頃からの話でも、
あなたが「これは嫌だった」と
思っているところから聞きます。
親子のことって、
「どっちが悪いの?」
だけでは話せないことが
たくさんありますよね。
好きなところもあるのに腹が立つ。
心配してくれるのは分かるけど、
電話には出たくない。
会わないと気になるのに、
会えばやっぱり疲れる。
そんな矛盾した話も、
わたしは変だと思いません。
「ねぇ、うちの親なんだけどさ」
そんな感じで始めてください。
今日は母の愚痴を言いたい。
それくらいの使い方だって、
ふわこは歓迎です。