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#012 担当プロジェクト 省際ネットワーク

科学技術庁は研究用にネットワークが必要と考えて、国立の研究機関などをネットワークでつないで利用してもらうという研究プロジェクトを行っていました。研究に参加した研究機関を持つ省庁としては、農林水産省、経済産業省、厚生労働省、郵政省(現在の総務省)、運輸省(現在の国土交通省)、環境庁(現在の環境省)、警察庁、科学技術庁です。当時は別省庁だった文部省(現在の文部科学省)の研究機関としての国立大学、私立大学、及び民間企業も何社か研究プロジェクトに参加していました。まさに省を超えたネットワークを築きあげており、「省際」という言葉そのものでした。私はその事務担当者として、当時の大蔵省(現在の財務省)に対して予算折衝したり、普通に生活していたら絶対お話しする機会の無い、とんでもなく偉い先生を招聘して研究推進委員会を開催したりしていました。研究費の枠は、今はもうなくなりましたが、「科学技術振興調整費」という予算でした。
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#011 昔の通信ネットワーク状況

省際ネットワークプロジェクトですが、筑波-東京を45Mbps、東京-大阪を3Mbpsでつなぎ、それをバックボーンとして、当時の国立試験研究機関に使っていただいていました。45Mbpsとか3Mbpsをバックボーンって...今でこそ1Gbps等の大容量ネットワークが、低価格で使い放題となっていますが、当時の一般ユーザはモデムで電話回線を通じてサービスプロバイダに接続し、電話代をNTTに支払うという時代でした。モデムが奏でる、ピ~ヒョロヒョロヒョロ、ビヨ~ンビヨ~ンと接続までの音を、今でも覚えています。私が就職した当時のモデムは高額で、1万円以上したにもかかわらず、速度は1200bpsとか、56Kbpsとか、今では考えられない速さでした。300baud(「ボー」と読みます)という言葉も聞き覚えがあり、「音響カプラ」といった、受話器をかぶせて使う通信機器を使っているのを見たことあります。プロジェクトが実施されていた時代は、ISDNに替わっていたと思いますが、速度は64Kbpsで、画面は今のweb画面のような綺麗な背景、画像とかはなくて、背景が黒のテキストベースでした。
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