リチウムイオン電池搭載の電気自動車は本当にエコなのか?①
『シンガクモン』科学教室,塾,福島県郡山市『シンガクモン』科学教室,塾,福島県郡山市
2022年5月25日 00:11
最近、郡山市でもちらほら見るようになった「テスラ」の電気自動車。水素自動車も意外と見かけるが、世界的動向で電気自動車が普及する未来はもうそこまで来ていると思う。EUでは概ね2035年以降はバッテリー電気自動車や燃料電池車のみとする規制を発表した。ハイブリッド車は、2035年以降は発売できないことになってしまうようだ。
なぜ?電気自動車なのか?ガソリン車は廃れる運命にあるのか?
それは・・・・
・エコだから!
・SDGs !?
というイメージが強いと思います。実際にそうなのでしょうか?
まずは現在、電気自動車に使われている「リチウムイオン電池」について、説明します。いまでは、スマートフォンやパソコン、ゲーム機、カメラなどモバイル機器などに必ず入っているといって良い電池です。
リチウムイオン電池は、2019年のノーベル化学賞も受賞していて、開発に貢献したエンジニアの吉野彰氏、物理学者のジョン・グッドイナフ氏、化学者のスタンリー・ウィッティンガム氏の3人の研究者に授与されました。まさに世界を変えた、革命的な電池なんです!
何が革命的なのかというと、2点あります。
1. 軽くて容量が大きい
2. 電圧が高い
まず、軽い理由としては、電池材料にリチウムや炭素という軽い元素のものが主に使われているためです。そのほか、コバルト、マンガン、ニッケルなども使われていますが、鉛電池やニッケル水素電池に比べると軽くて、重量エネルギー密度が高くなっています。
リチウムイ
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