vol.48 [行事]桃の節句・雛祭り
みなさん、こんにちは。
今日3月3日は・・・
日本の年中行事として良く知られている桃の節句&ひな祭りですね。丁寧にしまっておいたお雛さまをだしてきて飾ってお祭りしているご家庭もいるのではないでしょうか。
桃の節句&ひな祭りは・・・一年に5回ある節句のひとつで桃の花の咲く時期に迎えられる節句なので『桃の節句』と呼ばれています。
古来の日本では3月上旬に禊(みそぎ)をして罪穢れ(つみけがれ)を祓う習慣があったと言われ紙や土で作られた小さな人形で体をなでて災いなどを移し川や海にその人形を流したと言われています。しかし次第にこのような撫で物の人形から精巧なものへと変化しやがてひな人形になって愛玩されたり鑑賞されるようなひな人形へと変わっていったようです。
ひな人形といえば一緒にお供えされているのが
『雛の膳』ですがこれにも由来があります。桃の酒・・・・・桃のお花を浮かべたお酒のことで『桃花酒(とうかしゅ)』とも言います。古代中国では桃の花が流れる川の水を飲んだところ300歳の長寿を得たという故事もあり桃は『百歳(ももとせ)』にも通じ魔除けの力を強く持つとも言われるため3月3日の桃の節句に飲むと百病をしりぞけさせると言われています。白酒・・・・・みりんに蒸した米やこうじを混ぜて熟成させた甘みの強い白く濁ったお酒のことで別名『山川酒(やまかわざけ)』とも言われ桃の酒が変化して
白酒を飲まれるようになったようです。菱餅・・・・・伸し餅を菱形に切った紅白緑の3色3層をなしたお餅のことでそれぞれの色にいろんな願いと
意味を込めたものです。『紅(桃色)』⇒桃・魔除け『白』⇒雪・清浄『緑』
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