ドル円は「160円台」が長期天井になるのか? 日銀利上げと為替介入から見える“転換点”【5月21日相場分析】
昨日の米国市場は大きく上昇しました。S&P500は79ポイント高、NASDAQは399ポイント高。市場全体としてリスクオンの流れが強まりました。背景には、トランプ大統領による「イランとの戦闘終結協議が最終段階にある」という発言があります。これを受けて原油価格が急落し、米株高・ドル安の流れとなりました。為替市場ではドル円の方向感を左右する重要なテーマが続いています。それが、日銀の追加利上げ為替介入警戒感日本の長期金利上昇この3つです。今回は「ドル円は160円台が長期天井になる可能性がある」という視点について整理してみたいと思います。日銀は“引き締め”ではなく「弱い緩和」へ移行中現在の日銀政策金利は0.75%。一見すると利上げが進んでいるように見えますが、物価上昇率を考慮すると、実質金利は依然として大幅なマイナスです。つまり日銀は、「金融引き締め」をしているわけではなく、「超金融緩和 → 弱い金融緩和」へ移行している段階だと言えます。この部分は市場では理解されていても、一般にはかなり誤解されやすいポイントです。6月利上げの可能性は高い現状、市場では6月の日銀会合で0.25%の追加利上げが行われる可能性が高いと見られています。もし半年ごとに0.25%ずつ利上げが進めば、2027年度には政策金利1.75%付近まで到達する可能性があります。ここが非常に重要です。なぜなら、現在の円安圧力の大きな要因である「大幅な実質マイナス金利」が、徐々に解消へ向かう可能性があるからです。ドル円160円超えを当局は強く警戒近年、日本政府・財務省は繰り返し「160円超えは容認しにくい」という姿勢を示
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