いつも、ほんとうの気持ちとつながる ~NVC・非暴力コミュニケーション~
最近学んでいることに、NVC(Nonviolent Communication=非暴力コミュニケーション)という手法があります。アメリカの臨床心理学者マーシャル・B・ローゼンバーグ博士によって体系化された、自分の内と外に平和をつくるプロセスなのですがはじめは、なんのことやらと思っていました。アサーティブ・コミュニケーションなども(浅いですが)学びましたし、日ごろ散々コミュニケーションを取っているのに、今さら何を学ぶ?? とまで思っていました。それなのに、この付せんの数です!だれもが日常的にするような、平たく言えば「話し方」のことなのに・いかに自分が歪んだ捉え方をしていたか・不必要に自分の気持ちを押し込めて我慢しすぎていたかに気づかされました。いま思えば、すべてが平和的な会話(お互いが満足する、豊かな答えを導き出せるやりとり)ではなかったなと思います。
自分と相手の気持ちを大切に、アイデアを伝えること我慢しすぎないコミュニケーションとは何だろうか、とスイッチの入った私は日本語訳が出版されている2冊を夢中で読了しました。先ほどの「自分をまげて、我慢すれば解決する」というのは皆さん考えがちではないでしょうか。特に、会議で時間の制限があったり、夫婦間など言わなくても通じると思っている間柄や上下関係があったりするなかでは、「相手を尊重したい」という想いがかえって空回りを生むこともあります。本文から引用すると『人から一方的に決めつけられ批判されるような局面では、どうしても自分を擁護(ようご)したり、身を引こうとしたり、反撃したりしがちだ。しかし、NVCに切り替えることで、自分と相手について
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