アサーティブ

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アサーティブ

今回の内容はアサーティブについて書いていきます。

あなたは自分の考えていることをちゃんと表現していますか?
まずアサーティブとは、自分の要求や意見を、相手の権利を侵害することなく表現するコミュニケーションの一つです。

これまで培われてきた風習などの影響もあるのでしょうが、日本人の美徳として「相手に対しての気遣いができること」といったことから、自分が望んでいないことでも相手が望むことがわかれば相手に合わせることが良いとされています。
確かにそういった部分では、相手のことをよく観察し、相手の望むことをしてあげれば、相手との関係性も良くなるはずです。

しかし本当に相手との関係性が良くなっているのでしょうか。
企業のメンタルヘルス問題で挙がってくる原因としては、人間関係が多いのです。
人間関係が良くなっているのであれば、メンタルヘルスの問題で悩む必要はありませんよね。
そこには、表面上では良く見えているだけで実際にはお互い本音も言えない関係があるのです。
そうあくまでも上辺だけの関係です。
上辺だけの関係ですから、ちょっとしたことですぐに関係がコロコロ変化していくのです。
そしてその変化が悪くならないように常に気を遣い、相手の望んでいることに応えようと必死にならないといけないのです。

皆さんが望んでいるのは、こういった表面上での関係を望んでいるのでしょうか?
あなたの交友関係などで思い出してほしいのですが、あなたと親しい間柄の人は上辺だけでの関係の人と比べて「これを言わないように注意しよう」といったことを考えていることは少ないはずです。
それだけ自分の要求や意見が言えているのではないでしょうか。
お互いが相手の権利を尊重し、自己表現をすることで自分ホンネを伝えることができ、結果的には良い関係性ができあがるのです。
また自分の要求や意見が少しでも言えるということは、我慢が減ります。
メンタルヘルス問題での原因は人間関係が多いと書きましたが我慢が減ることでストレスも減り、メンタルヘルス問題を減らすことができるのです。

日本の美徳と言われてきた「相手に対する気遣い」を全否定するわけではもちろんありません。
相手に対する気遣いがあって、相手の望んでいることがより深く理解できるからです。
どちらにも長所の部分もあれば短所の部分があるのです。
大事なのはどの世界でも大事なのですが、どちらも適度にTPOに合わせた表現が大事なのです。
どちらかが多すぎてもバランスは崩れ、崩壊へと繋がってしまうのです。
もう一度あなたの表現を見直してみてはいかがでしょうか。


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