★無料★認知行動療法⑤-1自己表現のタイプを知ろう!

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学び
お疲れ様です。(少し長くなりますがお付き合いください)

今回は自己表現のタイプを知り、
・対人関係の困りごと
・振り返り
が出来たらと思います。

まずは、前回までの内容を振り返りますね。

自分の考え方を見直して、悪循環から脱出できないか?
について考えました。

今回はその考え方によって
⇒対人関係でどんな困りごとが起こっているか?
⇒悪循環から脱出するための対人関係面での工夫は何があるのか?
考えてみたいと思います。


また前回に続いて、A子さんの事例をもとにお話しします。

A子さんは母親に文句を言われた時に
それを無視して部屋に引きこもります。

しかも自分からは{疲れていること}を言っていないのに
わかってもらいたいという矛盾があります。

例えば、この時に無視するのではなく、
{疲れていること}を母親に伝えたらどうなるでしょう?

母親はA子さんが{疲れていること}を初めて知ります。

その後はそっとしておいてくれるかもしれません。
もしかすると優しく言葉をかけてくるかもしれません。

どちらにせよ
「わかってくれない!」とイライラしたり
母親とぎくしゃくしたままになることもないと考えます。


自己表現とは「自分の
*思っていること
*感じている事
*気持ちを相手につたえること」という意味で考えてみます。

自己表現には大きく3つのタイプがあると考えられます。
・非主張的
・攻撃的
・アサーティブ
の3つです。

A子さんの事例をもとに3つの表現を当てはめてみます。

・非主張的
⇒母親に文句を言われた時に
それを無視して部屋に引きこもります
(相手になにも伝えず気持ちを察して欲しい行動から非主張的です)

・攻撃的
⇒「わかってくれない!」とイライラすること
(面と向かって母親に伝えてはいませんが、
相手に直接伝えてしまう傾向がある場合は当てはまりますね)

・アサーティブ
⇒疲れていることを母親に伝えたら・・・
(A子さんは実施していませんが、
互いに気分よく過ごせた可能性がありますね)

この3つの表現は、時と場合によって使い分ける必要があります。

アサーティブが万能薬ではないと言う点です。

⇒ちょっとここは黙っていた方がいいな
と思ったら<非主張的>ですし

⇒ここは攻撃的に言わなければならない!
と思ったら<攻撃的>に伝える必要があると考えます。

大切なのは自分の伝え方によって
相手の反応や
自分の気持ち
結果が大きく変わるということです。

A子さんの悪循環ですが
その結果はその場だけで終わることが少なく
後々まで影響が出てしまうのです。
(今回は非主張的によってイライラを引きずりました)

悪循環から抜け出すためには、
これまで自分の自己表現について
振り返ってみてはいかがでしょうか?

最後までお読みいただきありがとうございました。

認知行動療法に興味を持っていただき感謝しております。
ブログで順次紹介していきますので学習にご活用ください。

もし、分からない部分について看護師と一緒にやってみたい
と、思われましたら私のサービスをご検討ください。



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