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「今をどう生きるか」利用者様が教えてくれたこと

以前、訪問看護の仕事をしていた時ある印象深い利用者様(Aさん)がいた 病気を発病するまではバリバリと仕事をこなし 誰もが知る大企業で活躍していた 最愛の妻や子にも恵まれ 交友関係も広く 誰もが知る著名人の友人もたくさんいた 傍から見ると誰もが羨むような人生 しかし、ある日悲劇は起こった 朝起きてこない本人の姿を家族が発見した 脳幹出血だった 脳幹は脳の中心部にあり 生命維持に欠かせない、呼吸・心拍・体温調節意識・運動や感覚の伝達を担う重要な部位 脳出血の中でも重症化しやすい Aさんはその現実を前にして「このまま生きていても死んでも どっちでもいい」と言いながらも「また歩けるようになりたい」 と回復を諦めていなかった人が大きな喪失に直面したとき心の中にはさまざまな葛藤が生まれるそれを説明するモデルの一つとしてアメリカの精神科医キュブラー=ロスが提唱した『死に直面した人の心理プロセス』があるこれはあらゆる喪失体験に応用できると言われている これには5段階のモデルがあり 【否認】起こった出来事を受け入れられない 【怒り】なぜ自分がこんな病気にならなければいけないのか 【取引】頑張ればまた元の状態に戻れる【抑うつ】自分はもう何もできない【受容】今の自分を受け入れ新たな人生を歩む この5段階は順番に進むものでもないし 行きつ戻りつしたり ある段階に長くとどまることもある 僕が出会った時 Aさんは否認や怒りの段階は通り過ぎていた 医師から言われた回復する期間は 残りわずかだったが 「やれるだけのことはやりたい」と 呂律困難が残る中で力強く言葉にしたAさんの言葉で印象に残っている言葉がある
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共在(きょうざい)とは?~独りぼっちが苦手な理由 喪失体験から深刻にダメージを受ける理由

タイトルとサムネイルを変えました。「共在(きょうざい)」という日本独特の概念から、日本人が独りぼっちを苦手とする理由、喪失体験から深刻なダメージを受けてしまう理由を説明してみました。次回は「こひ」≠loveについてです。
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今も、私の中に残っているもの。

※母親を嫌いになりたい話ではありません。ただ、自分の人生を守るための話です。答えを出すための記事ではありません。ただ、同じ場所で立ち止まっている人に、「ひとりじゃない」と伝えたくて書いています。ーー過去の出来事は、時間が経てば終わるものだと思っていた。でも実際は、終わっていなかった。むしろ、「もう大丈夫なはずの場面」で、突然顔を出す。数年前、私にとって、家族だった存在が、今日死ぬかもしれないと告げられた夜があった。今夜が峠だと言われ、選択を迫られた。連れ帰るか。助かる見込みは低いが、処置のために入院させるか。正解はなく、時間だけが迫っていた。私はパニックになり、判断ができなくなった。そして、一緒にいた母に助けを求めた。返ってきた言葉は、「入院させれば助かるかもしれないんだから、入院させたら?」周りを気にし、呆れたように「何をそんなに泣いてるの?」という言葉だった。その言葉を聞いた瞬間、私はひとりになったような感覚に陥った。選択は、怖かった。苦しくなるのは当然だった。泣くのも当然だった。大切な存在が、今日、死ぬかもしれない。その現実を、いきなり突きつけられた夜だった。私は悩んだ末、処置を受けさせるため、病院に残す選択をした。でもその夜、家族だった存在は、病院の狭いゲージの中で、ひとりで息を引き取った。本当は、家族みんなに囲まれて、最後を見送ってあげたかった。それができなかったことを、私は今も悔いている。あの判断は、あの子にとって、可哀想なことをしたのではないか。そうやって私は、何度も何度も、自分を責め続けてきた。その後、その子を失った悲しみと同時にもう一つの感情がよみがえった。大
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喪失の心理学。大切なものを失った心とどう向き合うか

おはようございます。秋の空気が澄んで、少し感傷的な気持ちになる季節ですね。今日は「喪失」という誰もが経験する心のテーマを、心理学の視点から一緒に考えてみましょう。1 喪失は誰にでも訪れる体験「喪失」とは、大切な人や物、関係を失う体験のことを指します。身近な人との別れだけでなく、仕事や健康、自分の居場所を失うことも喪失に含まれます。心理学では、喪失は人が生きていくうえで避けられない普遍的な経験とされています。そして、それをどう受け止めるかによって、その後の心の回復が大きく変わるといわれています。2 喪失のプロセス「グリーフワーク」心理学には「グリーフワーク(悲嘆の作業)」という考え方があります。喪失を経験したとき、人はすぐに立ち直れるわけではなく、悲しみや怒り、無気力などの感情を揺れ動きながら少しずつ回復していきます。エリザベス・キューブラー=ロスの「喪失の5段階(否認・怒り・取引・抑うつ・受容)」は有名ですが、必ずしも順番通りに進むわけではありません。行きつ戻りつしながら、自分なりのペースで受け止めていくことが自然なのです。3 喪失と向き合うための心理的工夫喪失を乗り越えるために、心理学的に役立つ方法があります。1)感情を否定しない:悲しみや怒りを「こんな気持ちはダメ」と押し込まず、ありのまま受け止める。2)言葉にする:信頼できる人に話したり、日記に書き出すことで気持ちが整理されやすくなる。3)小さな日常を大切にする:散歩や食事など、生活のリズムを守ることが心の安定につながる。これらは喪失の痛みを完全に消すものではありませんが、少しずつ「生きていける」という感覚を取り戻す助けに
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