知らずにやっていませんか? 「首切り写真」「くし刺し写真」は、見る人を追い払ってしまうぐらい不快
「本当はNGなんだが、あまりに普通に出回りすぎて、おかしいと思う人も少なくなってしまった」と思える写真の撮り方に、「首切り写真」と「くし刺し写真」があります。これらをサイトなどに掲載していないでしょうか。「どこがおかしい」と指摘までできないにしても、「チープな作り&チープな内容の記事」の印象を訪問者は持ってしまったかもしれません。「首切り写真」「くし刺し写真」とは
「首切り写真」とは、特に人物写真を撮ったときに、その人物の背後でちょうど首の高さに横切る線があるものをいいます。私が普段見るものの範囲でいえば、ライターが原稿だけではなく、写真撮影まで担当した記事で当たり前にあります。
このパターンで多い「横切る線」は、ホワイトボードの「粉受け」の部分です。「取材場所を会議室にしてもらい、相手に座ってもらうと、ホワイトボードの下の端がちょうど首の後ろにくる」ということでしょう。次に多いのは窓枠です。
「くし刺し写真」も問題になるのは、やはり人物写真です。頭のてっぺんに縦の線が下りてきているものをいいます。こちらで多いのは、屋内ならば窓枠や建具、屋外ならば樹木や交通標識などです。人物から注意がそれてしまう「首切り写真」「くし刺し写真」「これら2つがなぜ悪いか」は、すっきりとした説明はなかなかないようです。ただ、私なりに考えるのは……
人物の写真を撮っているのならば、特に意味がない限り、背景には見る人の注意がいかないような撮り方をする。ごちゃごちゃしているのならば、すっきりとしたところに移動する。いらないものがあれば動かす。それら見る人の注意をそらしてしまう極端なものが、「首切り」と「く
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