人は立場でしゃべる~立場に縛られる人間のリアル~
「それは仕方がないよ」そんな言葉を聞いたとき、あなたはどんな気持ちになりますか?もしかしたら、「いや、それって単なる言い訳じゃない?」と感じることがあるかもしれません。実は、人はとても高い確率で「事実」ではなく、「自分の立場」からものを言います。それはズルさからでも、意地悪からでもなく、人間に備わっている“防衛本能”の一つです。■ 正しさよりも、都合が勝つとき誰だって、自分の立場を守りたい。プライド、仕事、評価、信頼……守るべきものが多い人ほど、その気持ちは強くなります。たとえば、上司が「これは難しい」と言ったとします。でも本音では、「今それをやるのが面倒」「ミスが出たら責任をとりたくない」と思っているかもしれません。だけど、その“本音”を正直に口に出す人は、ほとんどいません。だから人は「立場」に沿った言葉を使って、自分の居場所を守ろうとします。■ 正論では、人は動かない「いや、それって事実じゃないよね?」「もっと正しいことを伝えれば、わかってくれるはず!」そう思って、つい正論をぶつけたくなることもあるでしょう。ですが残念ながら、正しさだけでは人の心は動きません。心理学では、人が行動を変える動機は大きく分けて2つあると言われています。ポジティブなものに近づきたいときネガティブなものから逃れたいときどちらも、感情に深く根ざした動機です。つまり、事実や論理だけではなく、心が動くことが何より重要なのです。■ 対応策は2つ。でも…そんな「立場でしゃべる人」と関わらなければならないとき、私たちには大きく2つの選択肢があります。気にしないで放っておく説得して動かそうとするでも正直、2番はと
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