590.実は不眠改善に役立つ? 色彩のプロに聞いた「青色」の“効果”
実は不眠改善に役立つ? 色彩のプロに聞いた「青色」の“効果”
青色の物を見ると、何となく気持ちが落ち着く人は多いと思います。実際に、青色は人にどのような効果をもたらすのでしょうか。日常生活で青色を取り入れるメリット、デメリットなどについて、色彩検定1級などの資格を持つ、山田優子さんに聞きました。
集中力向上に寄与
Q.「青色」は、人にどのような効果をもたらすのでしょうか。
山田さん「青は涙を連想させることから、悲しさや寂しさというイメージがあるかもしれません。しかし、実際は悲しみというよりも冷静さや集中力、落ち着き、癒やしなどの効果をもたらすことが分かっています。そのため、マイナスな感情に支配されているときこそ、多くの人が求める色でもあります。
また、興奮などによって上がった血圧や心拍数を下げる効果があるほか、不眠の改善にも効果があるという研究結果もあります」
Q.どのような場面で青色を取り入れると、効果が得られるのでしょうか。また、避けた方が良い場面はありますか。
山田さん「青色は安全色彩として取り入れられている色で、鎮静や集中力向上、心理状態の切り替えなどに効果があるといわれています。実際に『防犯灯』と呼ばれる、青色に光る街灯を設置することで、犯罪率が減少したという事例もあります。青というイメージから、涼しさや冷たさが必要となる夏などにも活躍するカラーですね。
ただ、消極的というマイナスのイメージを与える可能性があるため、気持ちを奮い立たせたいときや寒さを感じるとき、体調を崩しているときなどは、あまりお勧めできない色です」
Q.青色のパッケージを採用したスポー
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