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2020年行政書士試験 講評

本試験お疲れ様でした。例年どおり、本年度の行政書士試験の講評を行っていきます。よろしければご覧ください。 また、この講評をたたき台に来年以降の試験を受験される方は、是非参考にしてください。 早速参りましょう。 ○試験全体の講評 やや易 本年度は全体的に択一式(法令、一般知識)の難易度は易しかったという印象です。 この場合の易しいという基準ですが、2つあります。1つは過去問の派生的な問題が特に行政法、商法会社法、基礎法学で見られたことです。もう1つは、常識的に解答しうる問題がまあまああったということです。特に一般知識です。 ただ、派生的知識にしろ、常識的に判断しうるにしろ、普段の学習の中で、ただ上っ面だけ過去問を「結論」だけ覚えているような勉強法では、それこそ過去問を何十周やっても全く意味がないと思います。 その制度の存在意義、なぜそういう法律があるのかといったところが理解できて、その上で少し過去問から変えられた場合に、対処できる能力を問うているという点は、ここ3年くらい変わっていません。従って来年度以降も、それぞれの論点、条文、制度の意義を真に理解した上で、自分の頭で考えることができて、はじめて本試験は余裕を持って受けることができる、そう考えています。 その意味では、もう独学で市販教材のみで合格するのはかなり難しくなったという印象です。無理ではないと思いますが、要領を得ないで時間が通常よりかかってしまうという可能性があります。何らかの資格学校などを使い、人から教えてもらうのが手っ取り早いかと思います。資格学校についてはご自身の状況に合うもので、わかりやすいもの
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行政書士試験と実務

今年の行政書士試験を受験される予定の方は合格後、開業予定の方も多いかと思います。   よく行政書士試験で問われる科目は実務とかけ離れていると言われます。   私の考えでは「かけ離れてるとまでは言えない」と思っています。   知識量や思考力という意味では足りないと思います。ただ、契約書の作成一つにしても民事法の理解は前提となりますし、官公署に提出する申請については少しですが行政法の考え方を使う場面はあります。   経営に関するアドバイスをされるとしたら、商法、会社法の知識は前提として金融商品取引法や独禁法など他の法律の理解も必要になります。   試験というのはその仕事に就くスタートラインに立てるという意味合いが強く、その知識だけで業務を完全に遂行できるものではありません。合格後も行政書士をしたいのであれば勉強は続ける必要があります。   そうは言っても、何の知識もない人が実務用の知識を仕入れるのは難しいですので、その実務用の勉強をする前提として、または実務用の勉強をするために色々調べるためのきっかけとしては試験勉強が活きてくると思います。   今回はコロナ騒動など波乱の年にはなりましたが、試験が開催されることを信じてぜひ今の勉強を継続してください。役に立たないなんてことありませんから。
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