638.「資産が多くてもクレカの審査に落ちる」は本当? カード持ち過ぎはダメ?
「資産が多くてもクレカの審査に落ちる」は本当? カード持ち過ぎはダメ? 注意点を金融機関の担当者に聞く
クレジットカードを発行する際は、カード会社の審査を通過しなければなりません。年収や家族構成などが審査の対象になるといわれていますが、ネット上では、億単位の資産があるにもかかわらず、クレジットカードの審査に落ちたという内容の情報もあります。
資産を多く保有していても、カード会社の審査に落ちることがあるのは本当なのでしょうか。クレジットカードの発行時や使用時の注意点について、富裕層向けの投資運用業などを手掛ける、アリスタゴラ・アドバイザーズ(東京都港区)の奥村幸太さんに聞きました。
資産額よりも「属性情報」「信用情報」を重視
Q.そもそも、クレジットカードの審査では、どのような情報が重点的にチェックされることが多いのでしょうか。
奥村さん「クレジットカード会社は、一般的に審査の基準を公開していませんが、審査時は主に『属性情報』と、『信用情報』が重視されているといわれています。
属性情報というのは、年齢や性別、職業、年収、勤続年数、家族構成、居住形態(持ち家かどうか)などを指します。これらの情報に基づき、クレジットカードの発行会社は、支払い能力を判断します。
信用情報とは、クレジットカードの申込者が、過去にクレジットカードやローンなどの利用実績で、きちんと支払いをしてきたかなどの情報を記録したものです。主に支払いの延滞や滞納がないかといった『クレヒス(クレジットヒストリー)』と呼ばれる情報も含まれます。
クレジットカードの審査ではこのような情報が重視される一方、保有し
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