「マッチングアプリで地獄を見た。でも、またインストールしてる私」
~理想と現実と、そして少しの希望~また、あのアイコンをタップしてる私へ「もう二度とやらない!」「マッチングアプリなんて、二度と見たくもない!」……って、泣きながらアンインストールしたはずなのに。気づけば数日後、指先はまたアプリストアの「あ」行をうろうろしてる。ア行なんて普段滅多に見ないくせに、TinderもPairsもOmiaiも、ちゃんとインストール履歴にいる。あの頃の私の黒歴史と一緒にね。これって、ラーメン断ちしたのに深夜にカップ麺棚の前で立ち尽くす、それと同じ罪悪感。でもね、それでもやっちゃうの。だって…人肌が恋しいんだもん。冬だけじゃなく、年中。地獄を見た、ってどういうことか話すわね「写真と違いすぎ問題」「会った瞬間の無言」「変な質問連発」「マルチのお誘い」……一つ一つ語りだしたら朝になる。でも一番しんどかったのは、「人間ってこんなに簡単に、誰かを『ナシ』にできるんだ」って、知ってしまったこと。あんなにドキドキしてやり取りしてたのに、「今日、都合悪くなったんで」ってLINE一通で終了。え、私って、予定変更の天気予報アプリくらいの扱い?そんなの、悲しいじゃない。でも、経験者ならわかるはず。地獄とは、愛を求めた代償に、自尊心を削られる場所なのよ。それでも、また始める理由じゃあ、なぜまたインストールしちゃうのか。それは――“もしかしたら”に賭けてるから。「今度こそ、ちゃんと向き合える人に出会えるかも」「運命の人が、このアプリの向こうにいるかもしれない」そう思ってしまうのは、もう病気なのか夢見がちなのか。でもさ、人ってそういう小さな希望にすがって、生きてるんじゃない?そういう私
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