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心には「変わらないための力」が備わっている

前回の続きの記事です。私たちの心と身体には、恒常性(こうじょうせい) という働きがあります。体温が一定に保たれるように、心もまた、潜在的に「いつも通りの自分」を必死で保とうとします。たとえ今がどんなに苦しくても、「知っている状況を維持しているほう」が、心にとっては安全。「変わる」ということは、心にとっては未知の世界へ足を踏み出すことであり、本能的には「危険」と判断されてしまうのです。脳は、変化を嫌うものなのです。だから、いざ自分を変えようとすると、心は全力でブレーキをかけます。「今は忙しいから」 「また今度にしよう」 「そんなことして、意味あるの?」これらは、変わらないために働いている、強力なガードです。脳は、どんなに嫌な状況でも、どんなに辛い状況でも、「変わってほしくない」と思っています。変わらない自分でいるために、そして変わらない自分に満足するために、もっともらしい理由を、いろいろと探し出してくるのです。外側を見ている間は、守られている外側に意識が向き続けるのも、このガードのひとつです。周囲の問題に目を向けている間は、自分の内側と向き合わずに済みます。そして、うまくいかないことがあっても、「環境が悪かった」「あの人が、こうだったから」と、外側に理由を見つけることができる。うまくいかなくても、自分のせいじゃないと思えます。「だって、あの人が悪いんだから」 「あの人がこうだったから、こうなった」「だからしょうがないじゃん、私のせいじゃない」これは、意識してやっていることではなく、ほとんど無意識に、反射的に思考している場合が多いものです。長い時間をかけて、自分を守るために身につけ
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だからこそ、変わるのは「大変」でいい

前回の続きの記事です。ひとつ正直にお伝えすると、変わるのは、大変です。なぜなら、前回お伝えしたように、変わらないための強力な力が働いているから。変わらないでいるために、脳はありとあらゆる理由を過去や未来から探し出してきて、変わることから遠ざけようとします。過剰に未来を予測してやるべきことで埋め尽くしたり、周囲を分析して考えを巡らせるようにしたり、過去の出来事へもやもやしたり ...そうした傾向が出てきてしまう場合は、「自分の軸にもどらせないための強力なガードが働いている」ともいえます。それらは全て起こっていない「未来」や過ぎてしまった「過去」の情報です。まずそこから自分の軸に戻るのには、「今この瞬間」に戻ることが第一なのですが、それを無視して「気合い」や「やる気」だけで変わろうとしても、たいていは続けることができません。私自身、「もっと自分の能力を活かしたい」と職を変えても、同じような不満を抱えていることに、あるとき気がつきました。「周囲の環境を変えることじゃ、変わらない?」他者依存や他人軸。そうしたものを抱えたままでは、根本的な生きづらさは変わらない。自分の内側が変わらなければ、何も変わらないのだと気づいたとき、徹底的に、自分の人生を自分軸で生き直したいと思うようになりました。ガードと戦わず、味方につける恒常性は力ずくでねじ伏せるものではありません。心が「危険だ」と感じないくらい、小さく、小さく始めるのがコツです。最初は、「1日3分やろう」と決めることすら、難しいかもしれません。私が最初にはじめたのは、寝る前に布団の中でやる「寝ながら瞑想」。布団に入ったら、頭の中で、頭頂から
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