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涙の数だけ幸せが待ってる

廉清 生織のブログの部屋へようこそ静かに降る雨のように涙は あなたの心を洗い流す悲しみの中で見えなくなっていたものが少しずつ 輪郭を取り戻していく泣いたぶんだけ 人を想う優しさが深くなり傷ついたぶんだけ 誰かの痛みに気づけるようになる涙は決して 弱さの証じゃないそれは 魂が成長している音どうしようもなく切ない夜もちゃんと 明ける朝があるそのたびに あなたは光に近づいているだから もう怖がらなくていい泣いてもいい 止まってもいい涙の数だけ 幸せが待ってるその幸せはきっとあなたの中にすでに芽吹いている今日も祈りを込めてあなたの涙が やさしい光へと変わりますように
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やっと同じとこに立てた感じする

夕焼けの光が、二人の手をやわらかく包む。凪と陽菜。握ったままの手。強くもなく、弱くもなく。ちょうどいい力。その温度が、少しずつ伝わっていく。陽菜が、少しだけ笑う。「……変な感じ」凪も、少しだけ笑う。「うん」短い言葉。でも、どこか安心している声。手を、そっと離す。距離は、さっきより近い。陽菜が、軽く息を吐く。「なんかさ」少しだけ目を細める。「やっと同じとこに立てた感じする」その言葉に、凪の胸がやわらぐ。ずっと、どこかズレていた。でも今は。同じ場所。同じ高さ。そのとき、悠真が、小さく笑う。「それ、俺たちも入っていいやつ?」陽菜が、すぐに返す。「ダメって言ったらどうするの?」少し意地悪に。でも、楽しそうに。悠真は、肩をすくめる。「じゃあ、勝手に入る」そのやりとりに、空気がふっと軽くなる。蓮も、静かに笑う。「それなら、俺も」自然に。でも、ちゃんとそこにいる言い方。四人の距離が、また少しだけ近づく。誰かが外じゃない。誰かが上でも下でもない。ただ、同じ場所にいる。陽菜が、ふと真面目な顔になる。「でもさ」少しだけ間。「これ、簡単じゃないよね」その言葉。現実。凪が、うなずく。「うん」悠真も、ゆっくり言う。「でも、やるしかない」短く。でも、強い。蓮が、続ける。「逃げないって決めたしね」その言葉で、さっき決めた“ルール”が重なる。陽菜が、少しだけ笑う。「じゃあさ」軽く手を振る。「とりあえず今日だけは」少し間。「難しいこと考えない日にしよ」その一言。四人が、少しだけ息を抜く。凪は、窓の外を見る。夕焼けが、少しずつ夜に変わっていく。終わりじゃない。ただの切り替わり。そして、凪は、三人を見る。「……帰ろ
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立春スピリチュアルより寒ブリ優先の日😌

恋歌です🌸 いつも鑑定にお越しくださりありがとうございます🌈 立春。暦の上では春🌸……そしてニュースでは「今週後半は寒さが緩むでしょう」とのこと。それを信じて(都合よく解釈して)2時間寝坊した朝のひと言。「おかしいなぁ。寒いわ。後半は寒さが緩むって……ねぇ🤔」すると、家族から「後半に水曜日は含まれないようですけど?」という、氷点下並みに冷静な返答❄️さらに追い打ち。「それに三寒四温という言葉がありますよね。まだまだですよ☺️」……その瞬間、なぜか変なスイッチが入りました。寒さ……寒さを楽しむ……そうだ💡 寒ブリが食べたい!!できれば✨寒ブリの炙り握り✨脂がじゅわっと、香ばしく……(想像だけで幸せ)幸いにも良いお天気☀️さっそくWebで予約をして、持ち帰り用のお寿司をオーダー。我が家のシニア犬、「5ミリ院長」のお散歩を兼ねてお昼に受け取りに行きました🐕‍🦺あ〜これこれ……🍣ひと口食べて、心の中で小さくガッツポーズ。「やっぱり寒くてもいいや」そう思ってしまうあたり、自分でも呆れるほどの現金さに苦笑い😅でも、季節の恵みは素直にありがたく楽しむ主義です。寒ブリさん、ありがとう。また来年ね🙏そして、今日のカードはカップ8。ひとつの満足から離れ、次の季節へ、次のステージへ向かうカード。名残を感じつつも、ちゃんと前を向くまさに今日の私の気分にぴったりでした🍀暦は春、体感は冬、でも心はちゃんと動いています。それで十分、😊明日も穏やかな1日になりますように✨👌#暦の上では春#三寒四温#今日のカード#カップ8#季節の巡り#寒ブリ#炙り握り#季節の恵み#お寿司の力#心がほどける瞬間
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迷惑なんじゃなくて……悔しい

凪は、昇降口の陰に身を潜めるように座り込んでいた。校舎を満たす放課後のざわめきが、今日はやけに遠い。(なんで……私なんかに……)三条の告白。――「俺は凪を泣かせたりしない。守りたいと思ってる」クラスがどよめき、スマホを構える子すらいた。その数秒後から噂は一気に燃え上がり、三条のファンの女子たちは一斉に凪を睨みつけた。「なんでよりによって“あの子”なの?」「地味な癖に調子乗ってない?」「三条くんの好感度下げないでくれる?」全部、聞こえていた。笑い声も、ため息も、嫉妬の視線も――ぜんぶ、凪の胸に突き刺さる。(もう……どこにいたらいいのかわからない)俯いた視界に、涙が一滴落ちた。その瞬間、影が差し込んだ。「……凪」凪は、びくっと肩を震わせる。聞き慣れた声。だけど、いつもよりずっと深くて、揺らいでいた。悠真が立っていた。「探した。どこにもいなくて……」凪は慌てて涙を拭った。「……ごめん……なんか、いろいろ迷惑かけて……」「迷惑なんて思ったこと、一度もない」悠真は凪の前にしゃがみ込み、目線を合わせた。その瞳は、まっすぐで、苦しそうで、でも優しい。「俺が……守れなかったから、泣かせた。 だから、迷惑なんじゃなくて……悔しい」凪の胸が痛む。でも、同時に少しだけほどけていく。「……悠真のせいじゃ……」「俺は嫌だ」凪の言葉を遮るように、悠真は言った。「凪がひとりで抱えて泣くの、もう見たくない。 噂にも、女子の嫌味にも、三条にも…… 全部に怯えてる凪を見るのが……俺は、いちばん嫌なんだ」声が震えている。「俺が言わなきゃいけなかったんだ。 “凪は俺にとって大事な人だから、勝手に傷つけるな”って」凪は
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でも今日は、少しだけ好きになれそうです。

次の日、僕は少し早く登校した。なんとなく――あの子に「ありがとう」を伝えたくて。だけど、教室に彼女の姿はなかった。机の上には、一枚の紙だけが置かれていた。「体調不良のため欠席します」それだけの、淡々とした文字。昨日の雨が嘘みたいに晴れた空を、僕はただ、ぼんやりと眺めていた。放課後。下駄箱の前で、僕は立ち止まった。あの日、彼女が残した言葉。「……手紙、書けたら返して」――どうして、あんなことを言ったんだろう。そう思った瞬間だった。下駄箱の脇、小さな掲示板の影に、折りたたまれた白い紙が落ちているのに気づいた。何気なく拾うと、宛名が書かれていた。「山本 拓(やまもと たく) くんへ」――僕の名前だった。手紙はごく短く、たった三行だけ。『昨日、助けてくれてありがとう。 本当は、ずっと雨が嫌いでした。 でも今日は、少しだけ好きになれそうです。』差出人の名前はなかった。だけど、わかった。きっと、あの子だ。その日。僕は初めて、手紙を書くために机に向かった。『傘、ありがとう。 本当は、僕も雨が苦手だった。 “傘を貸してください” って、 あの日、言えたらよかったのにな。』書き終えた便箋を、制服の内ポケットに忍ばせた。出すつもりは、まだなかった。でも、いつか渡そうと思った。――「雨の日を、好きになった日」として。心が濡れていたのは、雨のせいじゃない。傘を差せなかった、自分のせいだ。
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