絞り込み条件を変更する
検索条件を絞り込む
有料ブログの投稿方法はこちら

すべてのカテゴリ

4 件中 1 - 4 件表示
カバー画像

「~君、~ちゃんだけずるい」というお子さんについて考える話

前回の記事子どもと活動していると、「~君、~ちゃんだけずるい」という言葉を聞く機会があります この言葉に対して、前職では結構敏感に反応していました。なぜなのか以下に記述していきたいと思います●大人が見逃していたという「事実」であること この言葉は、ほとんどの場合「お子さんの満たされなさ」から出るものです 満たされなさは ・家庭 ・園での集団活動の場 等が主な原因となっている場合がありますが、問題は 「関わっていた大人がいままでそれを見過ごしていた、気づけなかった」 ということなのです なぜこういう事態が起こるのかというと、多くの場合は ・表面上にはっきりした行動で目立つお子さんに気を取られていること ・お子さん自身が気持ちを表出することが苦手、もしくは言いにくい環境に なっていることという状況になっているのです そして、ふと言いやすい状況になった瞬間に不意にでた「ずるい」という言葉は支援していた私たちにとってとても重いのです なぜなら、上記の2点の原因は間違いなく大人にあり、「見過ごしていた事実」を突き付けられるからです ●どんな対応をしていたか
0 500円
カバー画像

音楽療法からお子さんをどうみるか、関わるかを学んだ話と大変だと思った話

前回の記事児童発達支援センターの活動の中で、月に一度「音楽療法」の先生を招いてセッションを行っていました参加している中で、お子さんをどのようにみているのかを学んだので、それを記述していけたらと思いますお子さんへの音楽療法 音楽療法とは、音楽の持つ特性を活かしてリハビリテーションを行うプログラムです 子どもから高齢者の方へ幅広く取り入れられるものですが、 お子さんへの狙いとして、音楽を通して ・音に対してどんな反応をみせるか ・音、音楽を介して他者とどんなコミュニケーションをとれるか ・どんな音が好きか ・どんなペースが好みか 等を観察し、お子さんに合わせたプログラムを行いながら、成長につなげていくものでした
0 500円
カバー画像

子供の「嘘をつく能力」と認知的機能の関係についてのお話

子供の認知機能について調べていたら「子供の嘘をつく行動って認知的機能と関連があるんじゃないの?」っておもしろい研究があったのでメモカナダのマギル大学とトロント大学の2008年の研究です。 この研究は3歳から8歳までの中所得者層の家庭の子供たち150人を対象にしたもので子供が大人との約束を破った時に『嘘をついてごまかすか』『嘘をついた場合はバレないように振るまえるか』という子供の行動が実行機能と関係しているかを調べたものです。 簡単にまとめると、 ・2〜3歳頃から意図的な嘘をつけるようになる・幼い子供には「本当のことを話すこと」を約束させると嘘をつく傾向が抑えられそう・年齢が上がるにつれて、自分の嘘を隠すための説明が上手になった・子供の実行機能と嘘をつく行動との間には有意な関係があった  研究者によると、子供は幼稚園児の頃から嘘をつき始めますが、嘘をつく能力は成長するにつれ発達してきます。意図した騙しを成功させるためには、嘘をつく人は嘘をつくだけでなく、最初についた嘘とその後の嘘との間に一貫性を持たせることができなければなりません。自分の発言に矛盾があれば、自分の嘘を見破られてしまう可能性があるからです。なるほどなって感じですよね。研究によると、子供の嘘は3つのステップで発達するといわれています。 ▼「第1の嘘」2〜3歳くらいから始まります。ルール違反の状況や注意されるのを避けたり、自分をより肯定的に見せようとする時に生まれるもので、約半数くらいの子供は大人に尋ねられれば正直に罪を告白する傾向があります。 ▼「第2の嘘」4歳くらいから始まります。この頃になると大多数の子供は自分の
0
カバー画像

感覚過敏のお子さんは「場所によって静かにみえる」、「場所によって暴れてみえる」ことがある話

前回の記事過敏さのあるお子さんでよく聞く話であったのは、 ・自宅で暴れている、しかし、園では静かに過ごしている ・自宅では静かに過ごしている、しかし、園では他害や暴言が目立つ 大別してこの2つのパターンがみられます
0 500円
4 件中 1 - 4
有料ブログの投稿方法はこちら