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[本の感想⑦]とってもカワイイ私と付き合ってよ! 三上こた

こんにちは、hondanaです。面白い本を買いすぎると、睡眠時間を削ってまでキリがいいところまで読んでしまうんですよね。次の日に睡魔に襲われ、後悔したことも数知れず...〈あらすじ〉一人とRPGゲームを好む和泉大和は、ほぼ関わりのないクラス1の人気者七峰結朱から告白される。リア充グループの三角関係の解消を理由に恋人のフリを頼まれる。大和はゲームにつられ、仕方なくその告白(?)を受け入れることになる。ぼっち陰キャ男子×ナルシスト陽キャ女子のラブコメストーリー。〈コメント〉表紙の雰囲気やイラストが魅力的だと感じたのがきっかけで、読もうと思いました。期待を裏切らない内容で、とても面白かったです。ラブコメが好きな人には読んでほしい作品です。とにかくキャラクターが面白くて、良いです!大和と結朱のかけあいが面白く、たまにきゅんとする良い意味で最初イメージしていた印象を裏切られます。大和はもっと淡白でクールなのかと思っていましたが、ここぞという場面での言動がカッコよく、陰キャとは思えない程です。結朱はナルシストでただウザいキャラクターなのかと思っていましたが、ふいうちにくるピュアな可愛さや照れにきゅんとさせられます。それぞれが相手に好かれるとか、嫌われるとか、何も気にしないからこそ生まれる、素をさらけ出した楽な関係は憧れるものがありました。ここから下は少しネタバレが含まれます↓↓↓↓↓〈ネタバレ感想〉結朱のことが好きな男子(桜庭颯太)に諦めさせるために、二人でイチャイチャしているところを見せようと目論んでいたが、思わぬ形で成功(?)するのが面白い。その状況を急に見たら、衝撃だろうなと颯太に少
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[本の感想⑥]君を描けば嘘になる 綾崎隼

こんにちは、hondanaです。今日も本屋さんに行って、本を買ってしまいました。本を買ったことは後悔していないけど、使いすぎないようにしようと毎回思います。思い通りになったことはありませんが...〈あらすじ〉画家になるという夢を挫折した関根実嘉は、講師を務めるアトリエで瀧本灯子と南條遥都という2人の天才に出会う。実嘉はプロに成長するまで2人を見届けたいと願い、徐々に成功しつつあった時にアトリエに土砂崩れが襲う。〈コメント〉読み終わったすぐの感想は、面白かったの一言に尽きます。私は天才が登場する話が好きなのですが、この話は天才目線というよりは周りの人の目線で書かれているので、共感することもできると思います。天才と凡人(周りの人)の想いに注目この小説を読んで、天才は周りのことを気にせず、自分がしたいことに向かって真っ直ぐに進んでいける人のことを言うんだなと思いました。逆に凡人は周りと比べ、自分に自信がなくなり、その場から動けなくなってしまう人なんだと思いました。この話では、絶対的な天才がいることによって、周りの人が良くも悪くも影響を受け、本当の気持ちや自分に向き合っていきます。この人には敵わない、という誰しもが経験したことがある挫折のような気持ちに、本当に共感してしまいました。とにかく読んでほしい小説です。気になった方がいれば、是非一度読んでみて下さい。※ここから先はネタバレを含む感想になります↓↓↓↓↓〈ネタバレ感想〉 遥都が努力の天才であることがカッコいいと思った。初めて灯子の絵を見た時から、少しでも灯子のように天才になろうと努力を惜しまず、真っ直ぐに進んでいく姿がとにかく凄い
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[本の感想⑤]氷の仮面 塩田武士

こんにちは、hondanaです。最近、自分の文章力の無さを痛感しています。もっと表現力があれば、今思っていることをそのまま伝えられるんじゃないかと考えてしまいます。〈あらすじ〉白水翔太郎は、小学4年生の時に同じクラスになった真壁君に恋をする。昔から可愛い物が好きだった翔太郎は女の子になりたいと願い、自分の性に違和感を感じ始める。徐々にその想いは募り、長い年月を経て、様々な出会いを果たし、翔太郎は自分の性別や人生について考えていく。本当の自分とは何か...〈コメント〉最近、性別に言及する小説や漫画などが多いように感じます。この話も主人公が自分の性別のことで悩みますが、上辺だけでなく、心の内までしっかり描かれているのが凄いです。LGBT(性別)について、リアルに描かれている綺麗な表紙に惹かれて読み始め、当初は淡い初恋の話のようなものを想像していました。もっと軽く読める話かと思っていましたが、気持ちの描写や行動がリアルで、こんな気持ちになるのかと苦しくなる話でした。すぐに全てに共感、理解することはできませんが、少しだけそういう気持ちに触れられた気がしました。フィクションとは思えない完成度で、主人公はもちろん、周りの反応も様々で価値観の違いを感じました。自分以外の価値観を考えるきっかけになる本です。では、また。読了日 2020.9.21
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[本の感想④]また、同じ夢を見ていた 住野よる

こんにちは、hondanaです。本の余韻に浸り、ぼーっとする時間が好きです。そんな本に出会えることが私の幸せの一つだと感じる今日この頃。〈あらすじ〉小柳奈ノ花は「人生は○○みたいなものだ」が口癖の小学生。ある時、奈ノ花のクラスで『幸せとは何か』を考える授業が行われる。答えを見つけるために隣の席の桐生くんと話し合ったり、年齢の様々な不思議な友達の意見を求め、幸せについて考えていく。〈コメント〉深みがありながらも軽やかさを感じる文章で、とても不思議な気持ちになりました。色んなところに張り巡らされている伏線が、徐々に分かって来るのが面白かったです。幸せは何か自分の幸せとは何かを考えさせられる小説です。誰もが漠然と「幸せになりたい」という願望を持っていると思いますが、それに対してそもそも自分の幸せの定義って何だろうと考えてしまいました。主人公に共感するというよりは、主人公と共に悩むという感覚の方が近い気がします。奈ノ花が出会う個性的な人たちが発する言葉に何度も胸を掴まれました。とても幸せな時間を味わうことができました。時間が経ってから、また読み返したいなと思います。最後にどうなったのかは、薔薇の下で。では、また読了日 2020.9.18
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[本の感想③]ようこそ実力至上主義の教室へ 3 衣笠彰梧

こんにちは、hondanaです。最近の悩みは、欲しい本や読みたい本が多くて、お金も時間も足りないことです。〈これまでのあらすじ〉卒業時の進学、就職先に関する望みを全て叶えてくれるという高校に入学した綾小路清隆は、入試の結果によってDクラスになる。優秀者から順にクラス分けされるこの学校では、Aクラス以外は望みを叶えてもらえず、ゴミクラスと称されるDクラスは問題児や訳あり生徒の集まりだとされる。隣の席の堀北鈴音はAクラスに上がるべく、学校から支給されるポイントを集めようと奮闘する。ポイントを集めるのに、Dクラスの前に色んな壁が立ちはだかる。〈今回のあらすじ〉何とか期末テストを終え、夏休みを迎える。学校が企画した豪華客船でのクルージングの旅に浮かれる一同だったが、特別試験として『無人島で1週間自力で生活する』ことが課せられる。それぞれの意見がぶつかり、まとまらないDクラスがどうやってこの試験を乗り越えるのか。〈コメント〉私は少し前からこの作品を読み始めたのですが、次の展開がよめず、いい意味で裏切られるのがとても面白いです。それぞれのクラスの特色や個人の性格が見えてくるのが面白いAクラスは頭のキレるリーダーを中心に、行動の一つ一つにAクラスたる由縁が分かる気がしました。個人的には、葛城がただ賢いだけでなく、良い人だと思ったので、これからどういう行動を取っていくのか気になりました。Bクラスはリーダーを中心に連携がとれていて、Cクラスの作戦には驚かされましたが、辛いことを避けるという意味では逆に賢いなと思いました。Dクラスは少しずつ個人の強みが見え出し、それをどう生かしていくのかが今後の見
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[本の感想②]君に恋しただけじゃ、何も変わらないはずだった 筏田かつら

こんにちは、hondanaです。この記事を見てくださって嬉しいです。もうそろそろ「読書の秋」という口実をつけて本を買い過ぎてしまう季節です。私は普段から3,4日に一回のペースで本屋に行くので、少し関係ないかもしれませんが...〈あらすじ〉 不運な柏原玲二は大切な本を返してもらいに元恋人の部屋に行った時に、現住人の磯貝久美子に不審者だと間違えられ、邪険に扱われる。その後に玲二は久美子が後輩の米倉南央矢の幼なじみで好きな人だということを知り、応援する。ライバルが現れたり、文化祭があったり、色んなことが起こり、人間関係が変化していく。〈コメント〉 この本は「君に恋するなんて、ありえないはずだった」という小説の番外編的なお話です。その本のヒロインの友達(久美子)が出てきますが、この本だけを読んでも十分に楽しめます。玲二と久美子の遠慮のないやり取りみんなに優しく可愛い久美子が、第一印象が最悪だった玲二に対しては軽口を叩いたり、いじったりするやり取りが好きです。玲二もお人好しで、久美子が困った時には助けたり、元気がない時は変顔をして笑わせたり、とにかく優しく愛せる主人公です。玲二が将来のことで迷った時に久美子が言った「失うものなんて何もないんじゃないですか」という言葉が心に残りました。毒舌のようで、失敗したところで何かがなくなる訳じゃないんだから、悩んでないでやってみれば良いじゃん!っと応援しているような言葉で私も背中を押された気がします。出会いは一期一会だと感じました。1つが変われば全てが変わる。では、また。読了日 2020.9.15
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[本の感想①]わたしの幸せの結婚四 顎木あくみ

初めまして、hondanaです。今日から読んだ本の記録も兼ねて、感想をここに書いていこうと思います。極力ネタバレはしないように配慮しますが、その辺は温かい目で見ていただけると嬉しいです。〈これまでのあらすじ〉 異能という魔法のようなものが存在する世界。異能の血縁のある一部の人間は異能を使うことができ、その強さや種類も様々。 斎森家なのに異能の使えない斎森美世は召使いのように扱われて育つ。そこに冷血無慈悲だと噂される久堂清霞との婚約話が持ち上がり、嫁ぐように命じられる。家を追い出されるようにすぐに清霞の元に行かされ、帰る場所を失った美世はどんなことがあってもここでやっていくしかないと決意する。一緒に過ごすうちに美世と清霞の気持ちが変化していく。〈あらすじ〉 斎森美世が薄刃家の血を継ぐ甘水直に狙われていることが分かり、警護も兼ねて清霞の職場で一緒に過ごすことになる。美世の護衛に清霞の元婚約者候補の陣之内薫子が就くことになる。〈コメント〉 待ちに待った四冊目だったので発売してすぐ購入&読破。 表紙のイラストに惹かれたのがきっかけで一冊目を読みましたが、すぐにハマり、その時発売されていた三冊を一気に読む程面白い小説です。 前回までは家での様子が中心に描かれていましたが、今回は清霞の職場がメインの舞台になっています。美世と清霞の想い合っているのにそれぞれが悩むもどかしい関係に注目!美世が清霞の元婚約者候補の薫子の存在を知り、どういう関係だったのか気になりながらも過去のことを訊いていいのかと悩む姿がもどかしく感じます。一方で清霞も美世を常に傍におき、危ない目に遭わせたくない想いがあ
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