[本の感想④]また、同じ夢を見ていた 住野よる

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こんにちは、hondanaです。
本の余韻に浸り、ぼーっとする時間が好きです。そんな本に出会えることが私の幸せの一つだと感じる今日この頃。

〈あらすじ〉

小柳奈ノ花は「人生は○○みたいなものだ」が口癖の小学生。ある時、奈ノ花のクラスで『幸せとは何か』を考える授業が行われる。答えを見つけるために隣の席の桐生くんと話し合ったり、年齢の様々な不思議な友達の意見を求め、幸せについて考えていく。


〈コメント〉

深みがありながらも軽やかさを感じる文章で、とても不思議な気持ちになりました。色んなところに張り巡らされている伏線が、徐々に分かって来るのが面白かったです。

幸せは何か
自分の幸せとは何かを考えさせられる小説です。誰もが漠然と「幸せになりたい」という願望を持っていると思いますが、それに対してそもそも自分の幸せの定義って何だろうと考えてしまいました。主人公に共感するというよりは、主人公と共に悩むという感覚の方が近い気がします。奈ノ花が出会う個性的な人たちが発する言葉に何度も胸を掴まれました。とても幸せな時間を味わうことができました。


時間が経ってから、また読み返したいなと思います。
最後にどうなったのかは、薔薇の下で。


では、また


読了日 2020.9.18
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