[本の感想②]君に恋しただけじゃ、何も変わらないはずだった 筏田かつら

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こんにちは、hondanaです。
この記事を見てくださって嬉しいです。
もうそろそろ「読書の秋」という口実をつけて本を買い過ぎてしまう季節です。私は普段から3,4日に一回のペースで本屋に行くので、少し関係ないかもしれませんが...

〈あらすじ〉

 不運な柏原玲二は大切な本を返してもらいに元恋人の部屋に行った時に、現住人の磯貝久美子に不審者だと間違えられ、邪険に扱われる。その後に玲二は久美子が後輩の米倉南央矢の幼なじみで好きな人だということを知り、応援する。ライバルが現れたり、文化祭があったり、色んなことが起こり、人間関係が変化していく。

〈コメント〉

 この本は「君に恋するなんて、ありえないはずだった」という小説の番外編的なお話です。その本のヒロインの友達(久美子)が出てきますが、この本だけを読んでも十分に楽しめます。

玲二と久美子の遠慮のないやり取り
みんなに優しく可愛い久美子が、第一印象が最悪だった玲二に対しては軽口を叩いたり、いじったりするやり取りが好きです。玲二もお人好しで、久美子が困った時には助けたり、元気がない時は変顔をして笑わせたり、とにかく優しく愛せる主人公です。
玲二が将来のことで迷った時に久美子が言った「失うものなんて何もないんじゃないですか」という言葉が心に残りました。毒舌のようで、失敗したところで何かがなくなる訳じゃないんだから、悩んでないでやってみれば良いじゃん!っと応援しているような言葉で私も背中を押された気がします。

出会いは一期一会だと感じました。1つが変われば全てが変わる。


では、また。

読了日 2020.9.15
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