化粧品・初回限定編|第5話 解約できないのは、判断ミスではなく「そうなる設計」だった
「解約しようとしたのに、できなかった」「ちゃんと連絡したのに、次が届いた」「電話が全然つながらない」こうした声は、特定の業者に限った話ではありません。同じような相談が、何年も、何度も、同じ形で繰り返されています。ここでまず、はっきりさせておくべきことがあります。これは、注意不足や確認ミスの問題ではありません。多くの人が、できる範囲で確認しています。条件を読み、期限を意識し、連絡も入れています。それでも、「間に合わなかった」「受け付けられなかった」という結果になる。この時点で、個人の問題ではないことは明らかです。問題は、最初から「誤解が起きること」を前提に組まれている販売方法が存在することです。たとえば、 ・解約条件が、申込み画面と別の場所にある ・回数条件と解約方法が分断されている ・電話しか手段がない ・その電話が、ほとんど繋がらないこうした要素が、一つだけなら偶然かもしれません。しかし、これが組み合わさると話は別です。実際には、 ・期限は迫っている ・仕事の合間に電話をかける ・何度かけても繋がらない ・ようやく繋がった頃には「期限切れ」この流れが、何度も繰り返されています。これを「行き違い」「たまたま」と感じる人はいないでしょう。重要なのは、誰がどこまで悪意を持っていたか、ではありません。結果として、同じ場所で人が困り続けているという事実です。それが長期間続いているなら、それは「構造」です。解約できないと感じるとき、多くの人は自分を責めます。「もっと早く動けばよかった」「ちゃんと確認すべきだった」しかし、同じ思いをする人がこれだけ多い以上、責任の置き場所は
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