本棚にも、スマホの中にも“私の居場所”があると気づいた日
「このままでいいのか」と思った夜に
スマホを閉じたあと、理由もなく落ち着かない夜があります。
誰かと比べたわけでも、大きな失敗をしたわけでもないのに、
「このまま進んでいていいのだろうか」と、ふと立ち止まってしまう。
そんなとき、あなたはどこへ行きますか。
人に会う人もいれば、SNSを開く人もいるでしょう。
私は、静かに本棚へ向かいます。
今年は「紙」と「電子」が分かれ始める年だと思う
今年は、紙の本と電子書籍の役割が、はっきり分かれていく年の始まりだと感じています。
電子書籍は、スマホやタブレットで気軽に読める。
移動中でも、待ち時間でも、思い立った瞬間に開ける。
一方で紙の本は、手に取る重さや、ページをめくる感覚があり、
「いま、読んでいる」という実感を、確かに身体に残してくれる。
この感覚の違いを、すでに多くの人が感じているのではないでしょうか。
行き着く先は同じ「居場所」になるということ
役割は違っても、行き着く先は同じだと私は思っています。
それは、本が「居場所」になるということです。
近年、私が特に何度も手に取っているのが
DIE WITH ZERO という翻訳書です。
ある程度の年齢になったら、お金を貯めるだけではなく、
経験に使い、人生を充実させよう。
そんなメッセージが書かれています。
内容はすでに頭に入っているのに、
漠然と先のことを考えると、私はこの本を本棚から取り出します。
ページをめくり、同じ箇所を読み返すうちに、
いつの間にか、この本そのものが「居場所」になっていると感じるのです。
会社という居場所を失って、初めて気づいたこと
私は何十年も出版社に勤
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