揺れない心を作るには、正しい道を歩き続けるしかない。
心は、頭で無理やり整えるものではない。
「こう考えなければならない」と理性で押さえつけても、心の奥に嘘があれば、必ず揺れる。
本当に心を定めるものは、正しい行動の積み重ねだ。
ここでいう正しい道とは、世間の正解ではない。
誰かに褒められる道でもない。
自分の奥底にある本心が、すでに知っている道である。
人は、本当は分かっている。
これは違うかもしれない、とか。
これはやるべきだ、とか。
その声を無視すると、心は濁る。
自分に嘘をつくたびに、自分を信じられなくなる。
逆に、本心の声に従って行動すると、心は少しずつ定まっていく。
それは、理性で本能を支配することではない。
むしろ、本能に従うことだ。
ただし、ここでいう本能とは
気分や欲望とは別次元に平行して流れている直感、
心底の自分が知っている、進むべき方向のことである。
揺れない心とは、強がる心ではない。
不安を感じない心でもない。
自分に嘘をつかず、正しい道を歩いてきたという実感に支えられた心である。
心を強くしたいなら、心だけと向き合うのではなく、心と行動を一致させること。
理性は心に従うことを恐れるだろう。
そんなことをしたら損をするとか、人が離れてしまうとか、今までの努力が無駄になるとか。
それでも本能が正しいということは、黙って実践すればわかること。
正しい一歩を積み重ねた先に、揺れない心は自然と立ち上がる。