「心の状態が結果に影響する」というのは、
多くの人が実感として理解できるところだと思います。
例えば、焦り・欲望・恐怖・怒りに強く支配されている時、
私達は視野が狭くなり、
判断力も落ちやすくなります。
反対に、
集中・静けさ・没頭・調和・明晰さがある時、
無理に力を出そうとしなくても、
自然に本来の力を発揮しやすくなります。
そこでこの状態の再現性を高めるために
古来より用いられてきたのが瞑想です。
瞑想とは、単なるリラックス法ではありません。
頭の中に絶えず流れ続ける思考や感情から少し距離を取り、
「今、この瞬間」に意識を戻していく実践です。
もちろん、最初から深い静けさに入れるわけではありません。
しかし続けるうちに、多くの人が、
・頭の中の雑音に振り回されにくくなる
・目の前に集中しやすくなる
・不要な執着が減っていく
といった変化を体験していきます。
そして次第に、
「感情=自分ではない」
「思考=自分ではない」
ということを、理屈ではなく感覚として理解していくのです。
怒りや不安が消えるわけではありません。
ただ、それらに飲み込まれにくい体質になっていくのです。
その結果、
・冷静に対話できる
・衝動的な反応が減る
・他人の評価に振り回されにくくなる
・長期的な視点を持ちやすくなる
など、現実の中でも安定した力を発揮しやすくなります。
なお、成熟した実践者は
「瞑想後の静けさ」を土台にしながら現実を生きる方向へ向かいます。
ここで比喩的に語られるのが、「周波数」や「共鳴」という言葉です。
今の時代、周波数・宇宙・共鳴・波動なんて言うと
“怪しさ”と隣り合わせですね。
なので、ここからは話半分で聞いてください。
例えば、空海。
宇宙と人間の意識は深いところでつながっていると考えていました。
瞑想後の状態である「本来の力を発揮しやすい状態」のことを
「宇宙のリズムと同期している」と表現されることが多いのですが、
空海にとって宇宙とは「仏」そのもの。
つまり瞑想とは、
「宇宙の真理の周波数」と「自己の周波数」を
共鳴(※)させていく実践なのです。
また、武士道とつながりが深い「禅」では、
瞑想は「本来の静かな自己」に立ち返るために行います。
「何かを足す」のではなく、
執着や妄想などの余計なものを落としていくために行うのです。
ここで人々を惹きつけるのがニコラ・テスラの言葉です。
「宇宙の秘密を知りたければ、エネルギー・周波数・振動で考えよ」
彼は世界一の発明王であり、
異常な集中力と直感力を持っていたと言われていますから
この教えは我々の心をつかみます。
もちろん、宗教・哲学・物理学は本来それぞれ別の領域です。
しかし共通しているのは、
「目に見えるものだけが現実ではない」という感覚。
人間は、数字や物質だけでは測れない、
意識・関係性・静けさ・集中といった“見えないもの”に、
大きな影響を受けながら生きているからです。
補足)今の時代、YouTubeで沢山の瞑想コンテンツが投稿されています。
お試しください。
※共鳴とは:
2つの音叉(おんさ)の一方を鳴らすともう一方も鳴り出す現象が典型。