塞翁が馬 1

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占い
 塞翁が馬の話は占いではよく引用する物語である。高校の漢文でもよく引き合いに出てくる。
 さて、この内容は意外に味わい深い内容になる。実は馬は生き物であり、妻や息子のように人生に影響する相手なのだ。
 たとえば、この相手は、猫でも、犬でも、牛でも、九官鳥でも、ネズミでも同じ効果を持つのではないかと思っている。実例として最も多いのは犬が飼い主の命を守るという話はよくある。ボケた婆さんが家に帰れなくなって、放浪して近くの林の中で力尽き野宿するしかなくなったとき、家の人が、ばばを探してこいと放した犬が来て一晩添い寝してくれてその体温で凍死を免れたという話もテレビでやっていた。私の知っている実例では2-5歳の子供が行方不明になった時、家の犬に探させ見つけたという話がいくつもある。
 猫も気まぐれで何となく役に立っていないようではあるが猫同士のネットワークがあるようで飼い主の危機を救う話もある。
 まあ、それも飼い主の愛情のかけ様だったろうけれども。これを書いている主旨はペット奨励ではないのだが、飼いようによってはいいこともあるだろう。私は、犬、猫、うさぎ、合鴨、亀、蛙まで飼ったことがあるが、金魚、鯉、熱帯魚はここに入れない。彼らは自分の運をよくしてくれたか・・・を振り返る。相性的には犬亀蛙が良かったと思う。屋外で蛇やトカゲを捕まえて飼うと言ったら母に感情的に拒否されて、飼えなくて残念だった。最近ばばがぼけてきて、ヤモリが家の窓の外にくっついているので、捕まえて飼うと言ったら特に反対しなくなった。まあヤモリといえば縁起ものだ。ボケてきて反対しないのは生理的には良好なのかわからないが、かなりの部分が「すりこみ」に支配されているようだ。
 まあペットの話にだけ終始しないで、主旨は「塞翁が馬」である。塞翁が馬の物語は、自慢の馬が逃げてしまってがっかりする。その後、その馬が立派な馬を釣って帰る。その馬を馴らそうと息子が落馬してびっこになる。戦争がはじまり、ぴっこ息子は置き去りにされる。
 という流れであるが、不運と幸運が織りなす糸のように入れ替わる。今の段階では何が結果的に、幸運につながるのか不幸につながるのかわからないということだ。

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