霊 7 冥婚

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 ューチューブで見ていると、中国の一部地域では冥婚の習わしが強く、亡くなった子供たちを結婚させて、正式に親せきとなるらしい。そしてそうした正式な形式が取れない人は、遺骨、遺灰を売買して亡くなった子供にパートナーを与えるという風習が未だ残っているようだ。
 日本のこの風習は、山形県天童市にあり若松観音にむかさり絵馬を奉納することで冥婚としている。中国の風習が天童に飛んできたというのは、かなり無理のある論説で、仏教の追善供養の形式として独立に派生したものだと考えるのが妥当だと思う。
 追善供養のアンチな意見は「死んだ子の年を数える」という不徳な表現がある。死んだ子の年は一生数えるべきで数えなければならないのだが、その一環としての冥婚であり、死んだ子の成人を祝う、死んだ子の結婚を祝うという、冥徳供養の一つだといえる。そして死んだ子の成仏の背中を押すのである。
 では天童とはどんな街なのだろうか。
 温泉地として有名である。将棋の駒の生産地で有名である。まちは明るくでっかいイオンモールもある。そして、他所から流れてきた人が成功するという割とよそ者を抵抗なく受け入れチャンスのある街といわれる。閉鎖的くさい東北の街の中で異色な風土の街なのだが、何か成功への階段が開いている街といえる。
 これが天童の風水であり、冥婚の効果の一端だろう。
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