GMOクラウド iCLUSTA+からお名前.com RSへの引っ越しでの注意点

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要点だけ書いておこうかと思います。

・バックアップ用プラグインで生成したファイルがダウンロードできない(かも)
 WP All-in-One WP Migrationを用いてバックアップファイルを作成し、 ダウンロードしようとするとエラーになると思います。
 FTP(SFTP)で接続して直接ファイルをダウンロードしました。もしかしたら他のプラグインで生成したファイルも同様かもしれません。

・データベースのバックアップ方法
 phpMyAdminなどは無いので、Plan Managerからデータベースのバックアップを取得します。ダウンロードボタンのみなので、ダンプするSQLに関しては細かなオプション指定ができません。

 また、引っ越し用プラグインではDBレコードの書き換えまで対応しているものが増えてますが、ダウンロードしたSQL内を手動で置換する必要があります。

・DNSの切り替え
 GMO CLOUDでドメイン取得していた場合ですが、DNSサーバーの変更をアカウントマネージャーで行うと、なんと先方での手動対応を待つことになります。
1~2営業日かかり、いつのタイミングで変わるか分かりません。
DNSの浸透には24~72hかかる場合があるので、基本的にそれ自体は問題ないのですが、引っ越し先サーバーで無料SSL証明書を取得する際に困ります。

・SSL証明書
 上記に関連しますが、お名前.comのRSプラン(レンタルサーバー)は、RapidSSLなど外部で取得したSSL証明書の導入ができません。
また、無料SSLの導入には、DNSサーバーの向き先がお名前.comに変わっていないとSSL証明書登録の操作がエラーになります。
=>つまりは引っ越し元サイトがSSL(https://)で動作している場合、引っ越し直後(DNS浸透直後)は非SSL(http://)で動作するしかありません。

古いLightningテーマなんかはヘッダロゴやスライド画像のPATHが、管理画面表示時のURL(https://なのかhttp://なのか)に依存して保存されてしまうため、引っ越し前はどうしてもhttp://なのでこの辺も書き換える必要が出てくるかもしれません。

※RSプランのレンタルサーバーで、SSL証明書を適用せずにhttps://アクセスすると、nginxがエラーを返すと思います。
Chromeなどで警告メッセージを経て強制的にhttps://でアクセスすることができると思いますが、RSの場合はそうならずにnginxのエラーになりました。
おそらくSSL証明書導入のタイミングでnginxのListen設定も追加になるからかなと思います。
(SSL証明書が無くてもnginxでの設定があれば無理やりhttps://でのアクセスは可能)

なるべく引っ越しの発生しないインフラを選定するのが肝要ですが、
どうしてもという場合には不可能なことは無いのですが、細かな仕様まで下調べが必要になりますね。
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