いつもご覧いただきありがとうございます。
佐々木です。
今回の記事は、
業務委託美容室
と
業務委託美容師&フリーランス美容師
そして、
弊社が業務委託美容室を経営しない理由
の3つについて書いていきます!
少々長くなりそうなテーマですがお付き合いください。。
さて、
何年前からですかね?
フリーランス美容師という言葉を随分と聞くようになりました。
ちなみに、僕自身はフリーランス美容師の経験は全くありません。。
ですので、現在、美容室、アイラッシュサロンを経営している経営者の立場からの見解となります。
でですね。
勝手な僕の肌感では、「フリーランス美容師」を名乗ってる人の多くは、「業務委託美容室」に所属しているケースが多いように思います。
「業務委託美容室」とは、
店舗(会社)と美容師さんの間に雇用契約を結ばずに、「給与」という形ではなくて、「報酬」という形で支払われるシステムになっています。
(※要するに、美容師さん1人1人が個人事業主)
報酬なので、所得税や住民税や保険料などの控除はされず、売上に対してダイレクトに%で受け取ることができます。
ですので、年に一度、自分で確定申告をしなければなりません。。
業務委託美容師のメリットは、時間の拘束が無いということだと思います。
そして、
業務委託美容室を運営する会社としては、社会保険や消費税などの負担がなくなるので経営的にかなり経費の支払いが少なくなります。
その代わり、会社として命令指揮下よって、朝礼に出させるとか、何時まで居させるとか、、退社時間などの拘束はできないんです。
基本的にお客様の予約が入っていれば出勤し、その日のお客様が終了すれば帰宅という流れです。。
業務委託美容師とフリーランス美容師の定義って??
そもそも、この
業務委託美容師
と
フリーランス美容師
の定義って曖昧じゃないですか?
「俺、フリーランス美容師なんだよね!」
と言っている人のほとんどが、業務委託美容室に所属している場合が大半です。
僕の中での定義は、、、
「業務委託美容師」
集客は所属している会社がしている場合がほとんど。自分でお客様を呼ぶ必要が無い。客単価はカットが2000円ぐらいが相場。平均単価が5000円ぐらい。拘束時間も選べるといっても、会社からの指示もあり、あまり選べない。。平均単価が低い分1日の入客数が多く、体力勝負!客数をこなす(回転数勝負)な分、クレームも多い印象。
「フリーランス美容師」
自分のメディア(コンテンツ)をしっかり持っていて、会社や他人に頼ることなく、自分で自分のお客様を呼べる美容師。自分で自分の予約を管理し、予約の入っている時間だけ働けば良い。自分のコンテンツがしっかりしている分、平均客単価は高い!つまり、その美容師の技術の価値が高い!支持してくれるお客様も多く、時間的にも、気持ち的にも余裕を持っている。面貸ししてくれる美容室があれば十分働ける美容師。
どうでしょうか?
これだけ違いがあるのに、どちらも「フリーランス美容師」を名乗っていることに違和感があるんですよね。。
業務委託美容室の凄いところ!
そもそも、業務委託美容室というのは、会社として美容室を作り、お客様を集客します。ですがお客様を施術してくれる美容師がいなければ成り立ちません。(営業できません)
だから
お客様を施術する「業務」を美容師に「委託」している。ということです。
美容室の運営は人件費が最も大きな経費です。
人件費率の高い美容業態でスタッフを雇用せずに運営している。
それを目的に始まった制度。
ですから、会社都合なぶん、集客は会社側が行いますし、材料費も会社もち、「広告宣伝費」「材料仕入れ支払い」をして、お客様を施術してくれる美容師が欲しいわけです。。
つまり、
業務委託美容室は「集客力」が最も必要であり、その力がないと成り立たないと言って良いでしょう。
この
ヒト(スタッフ)に関するコストを効率よくカットできるわけですから、当然、利益率が良くなります。
他にも色々と、
価格競争面
ビジネスコミュニケーション面
等々、、、
正社員雇用中心の美容室が抱えるコストを効率よくカットしている!
業務委託美容室とは、そのようなビジナスモデルだと思います!
ちなみに、、
「業務委託美容師」
と
「フリーランス美容師」
は客単価で言うと、おそらく2倍ぐらいの差があると思います。
理由は簡単、
会社が価格で集客しているお客様をこなしている「業務委託美容師」
(サロン広告の文言に「プチプラ」とか「リーズナブル」とい言葉が多いのが特徴です)
と
自分のコンテンツ(自分の武器)を発信して集客している「フリーランス美容師」
(SNSの個人アカウントの発信力が半端なく強いのが特徴です)
明確でしょう!!
それなのに、
「俺、」フリーランス美容師なんだよね!」と業務委託美容師が言うことに違和感がありますでしょ?
業務委託美容師のお金の話
さてさて、次はみんな大好きなお金の話ですww
業務委託美容師が
「給与月額40万円とかいくんだよね」
こんな言葉聞いたことありませんか?
僕は何度か聞いたことがあります。
これは、正確に言うと完全なる間違いです。
一応、僕は、3店舗の経営者ですから、経営者として解説いたしますと、、
上記でも言ったように、業務委託美容師が受け取っているのは、「給与」ではなく「報酬」です。
「報酬」ですから、そこから自分で年に1度、確定申告をしないといけません。
月に40万円の報酬の場合
40✖︎12(1年)=480万円
これに対し
所得税
44万5600円
住民税
43万7000円
個人事業税
9万円
合計
88万2600円
3月の確定申告後に88万円以上を納税しなくてはいけません。
ちなみに、これは青色申告控除を10万円、必要経費を0円として計算した場合です。
ここから複式簿記をつけて青色申告控除をあげるか?必要経費を使うか?によって納税額は変わってきます。
「報酬」40万円を自分のお金と勘違いし、何も考えずに使っていたら大変なことになります。
しかし
美容室に正社員として勤めていると「給与所得控除」があるから、所得税の納税額が、初めから必要経費を使わなくても低くなる。と言うメリットをもらっているんです!!
この辺りの、納税額と手取り額のシミュレーションは生命保険や社会保険、健康保険、、、なども額で変わりますから一概には言えませんが、、、、、
だから、
業務委託美容師が
「給与月額40万円とかいくんだよね」
と言う言葉。
「給与所得控除」を得ている分を計算したら、実は、自分の方が給与が高い!ってこともありますよ!!
要するに、ここまでで言いたかった事
要するに、反論を恐れずに言いますと、
「月額40万円」と言うところのみを切り取って、それに釣られる「バカ」が多いんじゃない?っと
(※クレームは受け付けておりません)
そこだけ、抜粋して心が揺らぐ、ホイホイ釣られてしまう。。
しかし
「本当にそうなの?」ってことを知ってもらいたい。
世の中、そんなに「甘い世界」はないと思うんですよね。
しかも、平均客単価5000円ぐらいですと、
報酬が仮に売上の40%ですと100万円の売上で、40万円の報酬。
100万円÷5000円=200名
のお客様を担当する計算です。
週休2日で毎日10名前後のお客様を担当。
カットカラーやパーマのお客様を2時間で計算し、マンツーマンでしたら、
2時間✖︎10名=20時間
いくら時間的に自由といっても、、??ですよね。
例)
ラフォンテの場合
100万円÷平均客単価13000=76名
週休2日で毎日3名のお客様を担当。
100万円で歩合給10%=10万円
保証給21万5000円+10万円=31万5000円+その他手当
(※実際には3ヶ月に一度の歩合給です)
ラフォンテの方が時間的にも給与的にも充実していると思いませんか?
まとめ、
ここまで長々と書いて参りましたが、
僕はフリーランス美容師を否定しているわけではありません。
むしろアリだと思います。
ただ、「月額40万円」と言うところのみを切り取るな!と言うことを言いたいんです。
そこまでしっかり理解して、納税の制度や、拘束時間等々理解の上でしたら大丈夫だと思います。
しかし
そこだけ切り取って行く人って納税とか苦手そうじゃないですか?
何も考えずに聞いたら、その言葉ってすごく魅力的に聞こえちゃいそうですし、、でも、ちゃんと背景を理解してます?ってことです。
そこを理解せずに、納税しない美容師が増えたら美容師の地位って向上しないと思うんですよね!
最後に、
最後に、弊社が業務委託美容室を経営しない理由です。
ここまで読んでいただいた人なら、何となく勘づいているかも知れませんが、
人件費にかかるコストをカットするビジネスモデルは非常に良いかも知れません。
しかし、
個の力への依存しなければならない!という欠点があるから弊社ではやらないんです。
伝わってますか?
つまり、「サロンのブランド」が創れないんです。
それぞれが個で仕事をするわけですから、お客様も美容師の当たりハズレがある。
しいていうなら、「安い美容室」というブランド。
僕は、そういう美容室を創りたくないんです!誰が担当しても同じことができて、お客様が安心してご来店してくださる。
組織として「サロンのブランド」、ラフォンテといえば〇〇を創るために、弊社は業務委託美容室はやらないと決めています!!
参考までに〜〜