最近になって知ったことなのですが、ラップ音ってみんなに聞こえている分けではないんですね。
先日家内に聞かされるまで知らなかったですね。
聞こえている人からすれば、あれは普通に聞こえますよね?
でもその話を聞いてから、今まで他の人とかみ合わなかった話が納得いくようになりました。
お寺でお坊さんがお経読んでる時など、ホントうるさいくらい鳴ってますが、あれが聞こえてない人もいるんですね。
どうりでお経が終わってから
自「バチバチとうるさかったね」
他「え? 何が?」
となる分けですね。
そういえばこんな話もありました。
学生の頃(だったかな?)、ある夜寝てたらパチリと不意に目が覚めたのです。
すると部屋の扉を
「ドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!」
物凄い勢いで叩きまくる音が響き渡りました!
何だ!!?
あまりの騒々しい音に驚いて起きようとしたのですが・・・
!?
動かないのです。体が・・・
そして、得体の知れない何かが迫ってきている気配を感じました。
そう。金縛りです。
何かが迫ってきているのに動かないという状況。恐怖でした。
しかしこのままでは恐ろし過ぎたので、気合を込めました!
指先一つ動かないけど、
(動け! 動け! 動け! 動け---!!!)
とにかく必死に体を動かそうと試みました。
そしてしばらくしてようやく
(ピクッ!)
動けました。
すると、圧し掛かっていた圧力はス-っと消え、音もピタリと止まったのです。
当時、隣の部屋では母が寝ていたのですが、何であんなに誰かが扉を叩いてるのに無反応なんだ?
もしかして今のは母なのか? と思い様子を見に行ったのですが、何食わぬ顔で寝ているではありませんか。
少しイラっとしましたが、まあいいかと自分の布団に戻りました。
けど、何かがおかしい・・・
寝ようとするとまた何かがやってくる気配。
そして・・・
「ドドドドドドドドドドドドドドド!!!!!」
再び動けなくなり、また扉を物凄い勢いで叩かれました。
これは敵わんと、もう一度気合を入れて動きました。
その日はそれで終わりましたが、これをきっかけに暫く同じようなことが続く日々になりました。
金縛りになっても動けるものなんだなと分かったものの、相当気合を入れないといけないので本当に疲れたものです。
金縛りというものは科学的に言われていることもありますが、その時やってくるあの不気味な存在は体験した人にしか分からない恐怖ですね。