「人間讃歌は勇気の賛歌ッ!!人間の素晴らしさは勇気の素晴らしさッ!!」by ウィル・A・ツェペリ

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僕自身、あまり好きではない言葉が、あなたを「信頼」している、という言葉です。僕はこの言葉をきくたびに、見返りを求めているような、なんとなくイヤな感じを受けます。

この言葉の裏には必ず、

あんなに「信頼」していたのに…

という言葉が張り付いているからです。

あの人は「信頼」できる…

という言葉も、なんというか、自己責任感を放棄している感じを受けますし、あまのじゃくな僕からするとお前が勝手に決めるなよ!みたいにも思ってしまいます。

俺を「信頼」してくれ!!!!!

という言葉にいたっては、浮気がばれて詰められている男性のように、言うほどに嘘くさくなりますし。。。考えすぎですかね?笑。

ビジネスの世界では「信頼残高」という言葉が良く使われますが、これは、その人が日々の中で積み上げてきた貯金のように、ある意味、量化されて悪い言い方をすれば、その範囲内であれば他者をコントロールできるという指標として使われます。

で、何が言いたいのか?と言えば、

「信頼」というものは存在はするが、言葉にしたとたんにある種の「制約(脅迫?)」となる

ということです。

先に言いますが、ここから、話飛びます。笑。余談になりますが、、、、、

僕が卒業した国文学科のゼミで指導してくれた教授に、

まだ、生きている作家に関する論文は書かないほうが良い。

と言われたことがあります。理由は、

「人は生きている限り、何をするかわからん」

からです。

純文学の巨匠作家が晩年、急にマンガを描き出すということもありえます。(これは、冗談ではなく、『枯木灘』等の著書がある、中上健二という芥川賞作家の実際の話です)

余談の余談ですが、中上健二は小説家になってからも、超ハードな港での荷揚げという日雇いのブルーワーカーの仕事を続けていました。

筋トレにハマッた三島由紀夫のように、肉体労働による何かしらの体感が欲しかったのかもしれません。

文壇では武闘派でしたが、シンプルに肉体的にも武闘派だったわけです。笑。
中上先生.jpg
*まるで、地面師のような風貌の中上先生。怒られますね 汗。

これまた、武闘派でキレッキレの批評家である柄谷行人との情報空間でのケンカは、ある日、酒場で、ただただ殴り合うという物理空間に写像として落とし込まれます。

まさに、物理空間は情報空間の写像であるという良い例ですね(冗談です。。。)
柄谷先生.jpg
*若かりし日の触れば切られるような、柄谷先生。中上先生の弔辞も読まれています。ご健在です。

僕は大学時代に柄谷行人が好きで、よく読んでいましたが、はっきりいって情報量が多すぎてほとんど理解できませんでした 汗。ただ、ケンカうったらアカン人や…、という感覚と畏怖を感じていました。

内省と遡行 (講談社文芸文庫)
柄谷行人
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*数学のような文章というか、当時の僕には、なんかわからんけどスゴイ!という感想しか出なかったです。

皆殺し文芸批評―かくも厳かな文壇バトル・ロイヤル
柄谷行人
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*まさに、タイトル通りケンカ上等。こんな感じの知(情報空間)の巨人です。

話を戻しまして、、、、

僕らは自分自身が一貫性のある、人格を持っていると思いますが、分子レベルではもちろん、現代物理学の考え方としても、僕らは連続的な存在ではなく、プランク時間という最小の時間単位をジャンプし続ける、不連続なものです。ですので、

一貫した自分、自己というものはありません。

だからこそ、僕は、

あらゆるコミュニケーションは、人というものが持つこの一貫性のなさをまずは落とし込み、ある種の諦めと自己責任からスタートするべき

だと考えています。さすれば、人に優しくもなれますし。

とは言っても、ハッピーに、生産的に、有益に、楽しく、生きていきたいのが僕を含めた皆さんだと思います 笑。

では、どうすればいいのか?

そのヒントは、この本にあります。

GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代 (単行本)
アダム・グラント
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タイトルにあるように、「ギブ&テイク」とは、この世の中を形成する当たりまえの原理原則と思われています。

ですが、これを自己啓発的な感覚、オカルト的な感覚ではなく、ギバー(人に惜しみなく与える人)が自分だけではなく、周りもより良くしながら
成功して行く、という証拠を科学的に事例を交えながら検証したのが本書です。

この本では、人のタイプを3つに分類します。

・ギバー(人に惜しみなく与える人)
・テイカ―(真っ先に自分の利益を優先させる人)
・マッチャ―(損得のバランスを考える人)


(引用ここから)

ギバーはギブ・テイクの関係を相手の利益になるようにもっていき、受けとる以上に与えようとする。

ギバーかテイカ―かは金銭的なことでは測れない。仕事に関しては、慈善事業にいくら寄付しているかや、いくら給料をもらっているかで、ギバーとテイカ―を区別することはできない。

それより、ギバーとテイカーは他人に対する態度と行動が違っているのだ。

テイカ―が自分を中心に考えるのに対し、ギバーは他人を中心に考え、相手が何を求めているかに注意を払う。

テイカ―なら、得られる利益が損失を上回る場合にかぎり、相手の有利になるうように協力する。

一方ギバーなら、いつ何時も、損失より「相手」の利益のほうが上回るように手を差し伸べるのだ。

いいかえれば、自分が払う犠牲はあまり気にせず、見返りをいっさい期待することなく相手を助けるということである。

仕事においてギバーである人は、自分の時間、エネルギー、知識、スキル、アイデア、有利な人脈を惜しみなくわかち合おうとするだろう。

そういうと、まるでギバーがマザー・テレサやマハトマ・ガンジーに匹敵する人物のように聞こえるかもしれないが、ギバーになるのに何も並はずれた犠牲は必要ない。

ただ他人の利益のために行動することを心がけ、助けたり、助言したり、手柄を分かち合ったり、
わたりをつけてやったりするだけだ。

職場以外では、このタイプの行動をする人はざらにいる。

(引用ここまで)

『GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代』アダム・グラント著(p28)


この本では実際のビジネスシーンや様々な事例に基づき、ギバー(与える人)がなぜ成功して行くのか?を科学的に丁寧に検証している名著です。

こんな話をすると、皆さんは、

人にしたことは、回りまわって自分に返ってくるってことですよね?

と思われるのではないでしょうか?

おっしゃる通り一面はその通りですし、返ってくる来ないを無視しても、シンプルに自分自身の気持ちよさとしても、人間は本来、自分のためによりも自分以外の人のために何かをすることで脳内物質がガンガンでて、ハッピーになるという性質を持っていますので基本はこのスタイルの方が気持ちよく生きていけます。

ただ、一つだけ気を付けておくポイントがあって、

自己犠牲型のギバー(与える人)にならないこと

です。

これは、以外と見落とされている大事なポイントだと僕は思います。


(引用ここから)

カーネギーメロン大学の心理学者ビッキー・ヘルゲソンは、多くの調査から、自分の幸せをかえりみず与え続ければ、精神的・肉体的健康を害するリスクが高まることを発見した。

しかし他人のことだけではなく自分自身のことも思いやりながら、他者志向的に与えれば、心身の健康を犠牲にすることはなくなる。

(引用ここまで)

『GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代』アダム・グラント著(P267)

僕のブログ読者の皆さんはいい人が多いですし、見返りうんぬん関わらず人のために無理をしてしまう人が多いと思います。

でも、僕らは聖人君主ではないですし、毎日、ご飯も食べて行かないといけませんので、自分の生活がままならないのも顧みず、無理をしてまで、自己犠牲的にギバー(与える人)になる必要はありません。

で、ヒントになるかはわかりませんが、僕のギバーとしてのスタイルをお話しすると、

「僕が5分でできることならする」

と考えています。

例えば、ビジネスの現場でなら、

「あなたがこういう人に出会いたい、こういうお客さんを紹介してほしい、みたいな人はいますか?」

と打ち合わせなどの最後に必ず聞くようにはしていますが、そこで相手から出てきた人が自分のネットワークにいたら、その場ですぐに連絡してつないであげるようにしています。

これは、僕的にも手間はないですし、けっこう喜んでもらえるのでおススメです。

このように無理をせず、恩着せがましくなく笑、相手がしてほしいことを空気を吸うようにしてあげるクセをつけると、あらゆる人と良好な関係が作れますし、男女問わずモテます 笑。

この考え方は、僕の気功師コーチとしての基本スタイル、縁がある人に言葉をお渡ししたり、非言語での書き換えも同じなわけです。

そして、もう一つ、僕が気功師コーチとして対人で心がけていることがあります。

そのエビデンスとなるのが、ハーバード大学の心理学者ロバート・ロイゼンタールの実験。

彼は幼稚園から小学校五年生までの生徒を何年も追跡して「潜在能力が高い生徒」、つまり、成長とともに知能や才能が加速して伸びる生徒を高い精度で判別する方法を発見しました。

正確に言えば、ある仕掛けを実験を始める前に行った一部の生徒たちの知能や能力が加速して伸びることを発見したわけです。

その仕掛けはシンプル、ただ、

「潜在能力が高いということを、生徒と、その教師たちに告げた」

ということです。

この振り分けにバイアス(偏り)はなく、ただ、ランダムに選ばれました。

教師が生徒の可能性を信じたために、「自己成就予言」(他人から期待されると、それに沿った行動をとって期待どおりの結果を実現すること)が働いたのである。

教師が生徒を「伸びしろがある」と信じたことで、その成長に大いに期待をかけたからなのだ。
その結果、教師は生徒の自信を高めようと協力的な態度で接したため、成績が上がったのである。

教師はブルーマー(才能を開花させる人)に温かく接し、意欲をそそる宿題を出し、授業ではよく当て、より多くのアドバイスをしてやった。

『GIVE&TAKE「与える人」こそ成功する時代』アダム・グラント著(P166)


この実験は子供だけではなく、軍隊や会社等、あらゆる年代、組織でも検証されましたが、潜在能力が高いと告げられたグループは総じてあらゆる面でそれ以外の人たちと比べると、ハイパフォーマンスを実現したという結果が出ています。

そう、ただ、自分自身の高い能力を確信して、周りもそれを確信する環境が整ってさえいれば、生まれ持った能力、そして、今までの経験や過去などは一切関係なく能力を覚醒して行けるわけです。

これってすごくないですか?

ブログも長くなってきたので、一足飛びに結論へと急ぎます 笑。

だからこそ僕は、

クライアントの皆さんやブログ読者の皆さんを、「信頼」しています。

というと、「信頼」という言葉は嫌いといってたやん!と思われるかもしれませんが 笑。この「信頼」は、

あなたの、そして、人間が持っている、潜在能力に対する絶対的な「確信」です。

『ジョジョの奇妙な冒険』風に言えば、
人間賛歌.jpg
です(笑)。なぜなら、

エビデンスがある、つまりは、再現性があるからです。

僕自身もたくさんのクライアントさんとの実践の中で、強烈な変化を見ていますので、それを「確信」しています。

私たちの世界は、

「確信度の高い(臨場感の強い」世界を、現実化させていきます。

僕の気功や個別セッションや気功技術が強力なのは、あなたのゴールがあなた自身によってガンガン実現していくことが、僕の世界では当たり前(強い臨場感がある)からです。

あなたは、あなたの潜在能力を活かしきれていません。気功はそれを解放し、爆発させていくツールの一つですし僕はそれを引き出し、ほんの少し引っ張るだけです^ ^ 

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