発達障害、ギフテッド、特性の強い子でも、中学受験を乗り切ることができます。やることをやれば、きちんと合格できます。
ただ、みんなと同じレールに乗っていても、良い結果に繋がらないことが多いです。
特性の強い子を合格させると言っても、その子たちの性格を直せるわけではありません。個性がかなり際立っている子たちが多いので、その個性を無理に変えようとすると、やる気を失わせてしまったり、自信を喪失させてしまって、却って逆効果になることが多いです。
(ただ、単なるわがままの場合もありますので、その場合はきちんと注意して直した方がいいです。この区別はとても難しいと思います。)
そうならないようにするためにも、その子たちに合った方法を選んであげることが大事です。
特性の強い子たちは、算数が好きなことが多いですが、好きというわりにミスも多いです。
さらに、この子たちは他人の気持ちをあまり気にしていないことが多いので、物語文が苦手なことが多いです。
このような状況で合格するためには、
算数では必ずミスをする、
国語は論説文と漢字などの知識問題で稼ぐ、
理科社会の完成度をできるだけ上げる、
という方法が効果的です。
もちろん、算数はミスが出ないように、細かなことを注意しながらトレーニングします。
物語文は、場面ごとに心情を暗記していきます。
もっとも、この子たちにとっては、これだけではとても危険です。多かれ少なかれみんな気分で生きているので、本番に向けて気持ちを調えていかなければなりません。この作業が1番重要だと言っても過言ではないです。
この子たちは『このまま勉強していれば合格するだろう』と、何の根拠もなく思っています。何の根拠もなく、自分が正しいと思っています。どんなに真剣に訴え続けても、なかなか響かないことが多いです。
大事なのは『タイミング』だと思っています。この子たちで『相手の話を聞こうかな』と思った時でないと、ほとんど響きません。真面目なご両親は、心が折れかけてしまうことは、本当によくあります。ご両親を励ましながら説得し続けないと、受験まで辿りつかないことすらあります。
私が思う最高のタイミングは、『一月校で落ちた時』です。この子たちはこの時に初めて、『本当に落ちるんだ、、、』と感じることが多いです。その現実をつきつけられて、やっと大人の話に耳を傾けることが多いです。
ただ、この時には残り20日程しかありません。もちろん20日で急に学力は上がりません。
ですので、ここまでにしっかり『仕込み』をしておくことが、非常に大事なんです。やる気になった時のために、とにかく反復をしておく。穴の空いたバケツで水を汲むように、ロスは沢山出てしまいますが、それでも反復して刷り込み続けます。この無駄に見えるような仕込みが、非常に大事だと思います。
この子たちのスイッチが入った時に、これらの無駄に思える作業が、一気につながり出します。そうなると、本当に強いです。ピークを2月に持って来れます。
雲を掴むような繊細で難しい作業ですが、ぜひやってみてくださいね!