人は誕生した瞬間から死へのカウントダウンが始まっています。
いつ、どこで、どのように亡くなるか、それは誰しも予め決められているのです。
宿命であり覆すことは不可能です。
【死ぬ瞬間~死んだ直後】
死は苦しみを伴うものだと誰しもが思うことでしょう。
そこで、断言します。「死ぬ瞬間、苦痛は微塵も感じません!」
猛烈な睡魔に襲われウトウトとし、スーッと寝落ちする。これが死の瞬間。
痛みも苦しみもない、むしろ心地良い状態に包まれるのです。
死を迎え肉体から抜けると傍らには自分の死体が横たわっています。
ここでパニックに陥るか、あるいは冷静に事の次第を把握するかは、当人の知識の有無によって決まります。
人間時代に死後の勉強をして知識や情報を習得していれば、自分が死んだことを即座に理解できます。
反対に何の学習もせず亡くなった者は大混乱。
どうしていいか分からず狼狽えて周囲の人間に助けを求めます。
しかし生者と死者がまともに会話をすることはできません。
そこで死者はお寺や神社、お墓へ赴くのです。けれどそこへ行っても解決はしません。
死んだ後、その者は現世に「50日間」滞在します。
その間にお葬式を見て自分の死を理解することになります。
未練や執着、心配事などもその間に払拭するようにします。
そうしなければ現世に心残りができ未浄化霊(幽霊)となってしまいます。
時が来ると、あの世から守護霊ないしは当人の家族などの最も信頼できる存在がお迎えにやって来ます。
そこから共に第一のあの世である「幽界」へと移行します。
【幽界】
幽界はこの世と瓜二つの世界。この世に存在するもの全てがあるのです。
そして幽界には無数の階層が存在し、それぞれのレベルに見合った階層へ自然に移行します。
上層階は宗教でよく言われる「天国・サマーランド・極楽浄土」のような所。
反対に下層階は「地獄」のような所です。
(※便宜上、天国地獄と綴っていますが宗教やフィクションで言われる世界観ではありません)
人間時代、どう生きてきたか。それにより、上へ行くか下へ行くかが決まります。
至極当然ですが善人が上層階へ。悪人が下層階へと行きます。
ただ階層は人の数だけあると言っても過言ではないので、上記の二層だけではありません。
善人でも悟りを開いた大仏様のような人もいれば、気まぐれで稀に優しいだけの人、動物だけに善である人、善でも悪でもない普通の人。と、様々な善が存在します。ですから、個々の成長度合いに適した居住地が用意されています。
【幽界・下層階】
下層階は地獄のような所と表現されますが火の海や閻魔様は存在しません。
ただし住環境や雰囲気、周囲の魂たちは低俗で最低最悪。
妬み・悪口・暴力・犯罪等が横行しています。
狂暴・利己的・煩悩・貪欲・邪悪。このような人物は死後下層へと移行します。
過ちに気づき猛省し善人へと変貌しない限り、同類の魂たちと低次元の生活を営むはめになるのです。
【幽界・上層階】
上層階は天国。
僅かな人間臭は残留しているものの、精神主義で利他的な善人が集う世界です。
愛に包まれ皆が他者を思い合っています。
この世の言語では説明できないほど美麗で神秘的な場所。
ここでは「思ったことが全て実現」します。
例えば空を飛びたいと思えば鳥のように大空を飛行できますし、海へ行きたいと念じれば数秒で眼下にはキレイな海が広がっています。
肉体がないのでお腹の虫が鳴くことはありませんが、食べたいものを思い描けば即座に出現します。
現実離れした異常なことでも想念で100%叶うのです。
ここにいる魂は一生ここにいたいと切望するようになりますが、全ての欲望を満たすといずれは飽きと嫌悪に苛まれます。
奮闘努力なしに何でも叶ってしまうため、達成感や当初感じていた喜悦は雲消霧散して虚無感に陥るのです。
すると皆一様に次のような思いが芽生えます。
「他者のために何かしたい!」
この境地に達すると次のステージである真のあの世「霊界」へと自然に移行します。
【霊界】
他者を幸せにすることが真の幸福であり成長材料であると目覚めた者は、幽界上層よりこの地へと転居してきます。
この際、名前・性別・姿は必要なくなり、光だけの存在となります。
この霊界は真のあの世であり、私たち人間の故郷です。
この世に誕生する前、私たちは霊界で暮らしていたのです。
霊界には「グループソウル(類魂)」という魂の家族が存在します。
人間時代の家族とは別物。ですが、守護霊は同一のグループソウル内にいます。
その中へと溶け込み現世で経験した感動や苦痛、学び等を共有し味わいます。
そうすることでグループソウル一体がまた一段階成長するのです。
人間界に数多の家族が在るように、グループソウルも霊界内に沢山存在します。
グループソウルは現世で日々生きている私たちを常に見守っており、試練が訪れた際にメッセージやインスピレーションを送信してサポートをしてくれることがあります。
幽界では自分の思いで直ちに好みのものや環境を作り出すことができます。
テレパシーで互いの心が通じ合い、行きたいと思う所へ瞬時に移動可能。
このような幽界での特質は何一つ欠けることなく、そのまま霊界へ持ち越されるようになります。
それどころか、それらの全てがより完璧に高められて実現することになるのです。
幽界で顕在化したものは地上時代に各自が抱いてきた物質的欲求の反映。一人一人が思いのまま勝手に作り出した幻の環境でした。
しかし霊界には、もはやそうした地上的欲求を持ち続けている者は皆無。
霊界の同一階層では霊的成長が同レベルの者が集まって生活しています。なので環境は各自がバラバラに作り出したものではなく、全体の心が反映した調和のとれた一つの世界となっています。
霊界の環境は幽界と比べ、全てにわたって遥かに美しく輝いているのです。
霊格の高い魂たちが集まる上の階層に行けば行くほど、取り巻く環境は美しさと輝きが桁違いです。
霊界はとても素晴らしい所。それは多くの霊界通信で断言されています。
人間界にはない美や色彩、音楽等に満ち溢れています。けれどその美麗さを表現するのに、地上の言語や物では例えようがありません。それほどまでに霊界のビューティーさは地上を超越しているのです。
霊界での時を経て、更に己に磨きをかけたいと決意したとき、経験と感動を求めて再び人間界へと再生(輪廻転生)してくるのです。
このとき新たな容姿・親元・国籍・時代・環境等を選択して、再び人間界での修行がスタートします。
様々な人生パターンを幾度も経験してこの世とあの世を何往復もすることにより、魂は輝き成長してゴールの「神界」で神と一体になるのです。
【神界】
グループソウルが全カリキュラムを終え完全に浄化したとき、神界へと進むことができます。
全ての魂は神の元へ行くことを目標としているのです。
神界へ行くのはとても長い道程。そう容易くは辿り着けません。
それほどまでに神は尊くて偉大な存在なのです。
終わりのない円運動のように気が遠くなるほど再生を繰り返して、人間は神との一体化を目指します。
【死後の世界のあれこれ】
●再会
あの世では先に逝った愛する人と再会できます。(家族・友人・恋人・ペット等)
ですから自身が生きている内に相手が亡くなっても、悲しむ必要性はありません。
何十年か経過すれば再び会うことができるのですから。
因みに会いたくない人とは絶対に再会しないのでご安心ください。
●健康体
生前、身体の部位が不足していた者・常に身体のあちこちに痛みを抱えていた者・大きな持病を持っていた者は、あの世へ行くとそれら一切が完治しており普通の健康体を手にすることができます。
また、自身がなりたい顔やスタイル、年齢になることも可能。
老いた姿で現世を去っても、あちらでは20歳のピチピチで若々しい容姿になれるのです。
けれどそれも幽界まで。次元が上がり霊界へ移動すれば、ビジュアルへの興味は失せ白い発光体だけの存在となります。それが本来の姿なのですから。
●幼子の死後
幼子が親より先に亡くなった場合、おおよそ二十歳まであの世で成長します。
その間の成長を手助けしてくれるのが、生前に保育士だった者や子供が欲しくても恵まれなかった者たちが親代わりとなり育ててくれます。
そして親が死んだ暁にはその子がお迎えにきてくれます。
大人になった容姿でも親は感覚で「うちの子だ」と必ず察します。
●移動
あの世での移動方法は実に簡単。「目を閉じて行き先を思い描く」。
たったこれだけで瞬時に移動できるのです。ただこれは移動したというより、目の前の風景が自分の思いによって変化しただけとも言えます。
●睡眠
あの世では疲労というものを感じません。
ですから休息や睡眠は不要。けれど寝たいと思えば眠ることができます。
仮に精神的な疲労を感じた場合、目を閉じて精神をリラックスさせ、少しくつろいだ後、目を開けます。するとエネルギーが充電され疲労はなくなっているのです。
●時間
あの世には時間の概念がありません。一日も一ヶ月も一年も朝も夜も。
現世では必要な目印・決め事だったでしょう。
しかしあちらの世界では各々が好きなことをしてマイペースに過ごしています。
時間や日付に追われる作業も生活スタイルもありません。
ただし夜の環境で過ごしたければ、思い描くだけで辺りは暗闇に包まれます。
「こういう環境でなければダメ」というルールは一切ありません。
自分の好みの世界を想念で作り出せます。
●仕事
あの世では現世のように労働をしてお金を稼ぐ必要はありません。が、やりたい仕事があれば自由に務めることができます。
例えば生前、大工で家を建てることに喜びを感じていた者は、人間時代と同じやり方で家を建設することができます。
他にも調理師だった者が料理を作って他者に振る舞いたいと思えば、食事を作ることだって可能。
仕事をすることが至福だと思っていた者はあの世に行っても職につき、業務に徹することでこの上ない喜びや充実感を覚えます。
ただあの世は思いが具現化する世界なので、大工に依頼しなくても一瞬で家を創造することができますし、食べたい物も瞬時に召喚できます。
●慣性
死んだ後も当人の「性格・性癖・趣味趣向・言動・考え方・イデオロギー」等の地上時代に形成された人間性はいささかも変貌しません。
肉体がなくなっただけで、地上時代に培った習性は死んでも変わらないのが真理です。
頑固者は死後も頑固者。悲観的な者は死後も悲観的思考。カルト宗教の誤った教えを信じていた者は、相も変わらずその教えを信じ続けるのです。
人間は死んだからといって、ガラッと人間性が変質するわけではありません。