第6回 最近はやりのデータ分析とか

記事
コラム
ブログをご覧いただいている皆さん、こんにちは。
初めましての方も、ご依頼頂いたご経験のあるお客様も、当ブログをご覧くださってありがとうございます。
より良いサービスを目指して、日々色々考えを巡らしています。

今回は、ちょっと高度な使い方です。
だから、使い方ではなく、こういうことできるよっていうお知らせです。
できるってことだけでも知っておくことって、大切かなと思います。
自分の仕事で使えそうと思ったら、勉強してみたり、得意な人にやってもらったりしてみてはいかがでしょうか?

データ分析とは

最近はやりのデータ分析。別にビックデータを扱うだけがデータ分析ではありません。
数学的な関係があるのかないのかわからない有象無象のデータの中から、「ここんとこに関係があるぞ!」って見出すこと。
それがデータ分析です。
データ分析の目的は、新たに見つけたデータの関係要素を使って、将来を予測するのに使うこと。
数字だけでなく、性別や場所、職業、年齢とかの要素も含められます。
書き出すと長くなるので、データ分析についての詳しいことは、別の方のサイトを参考にしてください。

今回紹介したいデータ分析方法は、『what-if分析』『データ予測シート』『ソルバー解析』です。

◎What-if分析

大きく分けて二つあります。ゴールシークデータテーブルです。

ゴールシーク:数式が目標値になるまで、数値をいくつにすればいいか、自動計算する機能です。ただし、変化させる数値は1つ

データテーブル:行列と数式を使って表を自動計算する機能です。使い方と使いどころは選びますが…。

ゴールシークの使い処の例)
利益率3%の業種で、利益額が15万円の時の売上はいくらか?
※売上額X円×3%=15万円のXを求めます。
ゴールシーク.png

こんなのを自動計算してしまう機能がゴールシークです。
複雑な関係式で、変数が一つの時には大活躍!
ITパスポートの勉強で、経済発注量の単元があるのですが、ゴールシーク使えるね!ってひらめいたので、今回ブログネタにしました。

データテーブルは、複合参照が使えれば同じことができるので(ぶっちゃけすぎかな)解説は省略します。
列と行を参照して作る表を簡単に作れます。

◎データ予測シート

Excel2016から標準搭載の機能です。
期間(日付や時間)と対になる値があるデータにおいて、その後の近い将来の変化を予測をする方法です。
ムズカシイ言い方をすると、指数平滑化による予測といいます。ちょい未来に重点をおいた移動平均法です。

関数的な関係がある場合は、回帰分析を用いたりします。
移動平均は、「実績値が、どんな要素に影響を受けて変動しているかはわからないけど、今まではこういう実績がある」、という過去のデータがあるときに使える予測方法です。株価の変動予測などでよく見かける手法です。

データ予測シートの使い処の例)
2021年4月から2022年6月までの売上データがあります。2022年7月以降の売上データの参考値を知りたい。
データ予測.png

こんな感じに予測結果が出ます。
簡単に言えば、今までの実績から、最大値と最小値と平均値を自動で計算してビジュアル化する機能ですね。

◎ソルバー解析

ゴールシークと似ていますが、変化させる数が複数あってもできます。
ソルバー解析の使い処の例)
予算1万円では、1本190円のビールと、1本130円のチューハイを何本購入することができるか?
ソルバー.png

こんな感じに結果が出ます。
ソルバー解析は、条件の付け方を変えることができるので、柔軟な予測をすることができます。

例えば、①ビールを30本以上購入して、残りでチューハイを買います。ただし1万円ピッタリ使い切ってください。
または、②商品券1万円でビールとチューハイを30本以上ずつ買います。おつりは出ないので、商品券にプラスする現金は最小限にしてください。
など、条件次第で色々できますね。

データ分析で重要なこと

ツールはいろいろあるので、使いやすいものを使えばいいのですが、なんといってもこれだけは欠かせません。
それは、数字の関係式を意識すること。エクセルでいうと、計算式をどう立てればいいのか、ここがデータ分析の勘所です。

数字に強いか弱いかという話題はいつまでも尽きない話題なのですが、どう計算すればいいのか、その数字は、どの数字がもとになっているのか、といった関係式を見つけられるかどうか、これが一番重要なことです。

一次関数、二次関数、比例、反比例、などで躓いてから数学と離れてしまった方もいるかもしれません。
でも、代金というものは、『商品の価格と個数の掛け算』のように、ざっくりと日常でも計算していると思います。
目の前の数字を、具体的な内容の計算で置き換えて、どうやって数字が計算されているのかの成り立ちをイメージしてみてください。

いつか、数値予測の機能が、あなたの仕事を助ける日が来ることを願って!

以上。こんな機能もあるよ、の紹介でした。使い方はネットで検索してもいいですし、ご質問があれば、こちらまでどうぞ。

サービス数40万件のスキルマーケット、あなたにぴったりのサービスを探す